新エンジン「Milwaukee Eight」が搭載されたハーレーの2017年モデルのツーリングファミリー。
その後、前年モデルからの変更点を調べると予想以上に多かったため、備忘録も兼ねて箇条書きにしてみました。
吸排気系
・エアクリーナー:容量拡大
・スロットルボディ:Φ50mm → Φ55mm
・インジェクター:1本 → 2本
・エキパイ:リヤバンク側が内側へ若干オフセット
・触媒:エキパイ集合部 → サイレンサーへ移設
エンジン(腰上)
・ボア拡大:98.4mm(103CI) → 100mm(107CI)
・ボア拡大(CVO):101.6mm(110CI) → 102mm(114CI)
・スパークプラグ :1本 → 2本
・吸排気バルブ:IN:1 EX:1 → IN:2 EX:2
・オイル経路:EXバルブ間に新設(油冷?)
・ノッキング対策:デュアルノックセンサー採用
エンジン(腰下)
・ストローク:111.1mm(103CI) → 111mm(107CI)
・ストローク(CVO):111.1mm(110CI) → 114.3mm(117CI)
・カウンターバランサー採用
・カムシャフト構造変更:2本 → 1本
・オルタネータ容量拡大(アイドル時で50%UP)
・オイルパン容量拡大(4Qt → 4.5Qt)
エンジン(その他)
・アイドル回転数変更:1,000rpm → 850rpm
駆動系
・新型スリッパークラッチ採用
・クラッチマスターシリンダー刷新
・プライマリーチェーンテンショナー刷新
・セルモーター出力向上:1.2kw → 1.6kw
足回り(フロント)
・ストローク:117mm
・ストローク:98mm
足回り(リヤ)
・リヤサス:プリロード調整可(調整幅30%UP)
・スイングアーム:取付構造変更(詳細不明)
以上、こんな感じでしょうか。
個人的には2014年モデルから適用されたProject Rushmoreに今回のMilwalkee Eightが備わったことで、それ以前のモデルとは完全に別物に生まれ変わった印象です。かつてAkitoが乗っていたツインカム88モデルなんてもはや旧車という感じでしょうか。実は最近まで2012年モデルのロードグライドCVO(中古)が欲しいと思ってたんですが、ここまでいろいろ刷新されちゃうと正直ぐらつきます。
まぁ先立つものが無いけどな