日本仕様のハーレーのツーリングモデルのナンバープレートは、テールランプの下にレイアウトされています。
しかし、US本国仕様ではテールランプの上にレイアウトされていて、かつては日本仕様もツアーパック(純正トップケース)がないモデル(FLHTやFLHR系、FLHX系、FLTRX系)もテール上ナンバーでした。
ツアーパック装着車をテール上ナンバーにしても国土交通省の定めるナンバープレートの取付要件は満たすのですが、なぜか日本仕様はテール下ナンバーに変更されているという不思議。その理由は定かではありませんが、おそらくツアーパックでナンバープレートが見えにくくなることで国交相から指導が入るリスクを避けたのではないかと考えます。ハーレー社は昔から日本仕様はなにかと法規要件に対してマージンを大きくとる傾向がありますからね。
さて、長々と書いてしまいましたが、僕はDSC4に乗ってる時からテール上ナンバー派です。その理由は、テール下ナンバーが大半のバイク界の中ではどこか非日常感があることと、FL系リヤフェンダーの長さを強調できるスタイルだから。
通常、ツアーパック装着車は「リジッドマウントステー」というボルト留めのガッチリしたステーでツアーパックを車体に取り着けられています。このリジッドマウントツアーパックステーには、丁度テールランプの上の位置にUS本国用のナンバープレートベースがあるのがミソ。つまり、ここに日本のナンバープレートを着けてしまえば難なくテール上ナンバーが実現できるってこと。
一方、僕のロードグライドは「デタッチャブルステー」という、工具なしでツアーパックの着脱ができるオプションステーで着けられています。簡単に軽快なツアーパックなしスタイルに変身できるステーですが、こちらにはナンバープレートベースがないため、このままではテール上ナンバーが実現できないのです。
というわけで、テール上ナンバーステーを自作しちゃうぜ!
材料はホムセンで買ってきたL型汎用ステー。スチール製ユニクロメッキなので2個で¥500ぐらいです。どうせ安いので、思い切ってぶった斬っていきましょう。
金鋸でカットして穴を開けて…
曲げて削って…
ヤスリでバリを取って…
2液ウレタンブラックで塗装して完成!
ボルトで余りもののミニステーと組み合わせて、上ナンバーステーに作り上げていきます。
とりあえず完成!
デタッチャブルラックの車体側に共締め固定し、フェンダーラインに合わせてレイバック(前傾)形状にしてみました。ツアーパックのあり/なしにかかわらず、上ナンバースタイルが実現します。
ついでに、ツアーパックを外した時のアンテナ移設先も作製。昔乗っていたFLTRIロードグライド(Tryfinity)の遺品にあったアンテナベースを使って作っただけですが、こんな感じでアンテナがびょーんと生えてるだけでツアラー感が出るので好きなんですよね。