さて、ドラッグスターもいよいよ21世紀に突入!発売開始から5年が経ち、国産アメリカン堂々の人気No.1の座に輝いたスターは誇らしげに輝いていました。
  表紙を飾る鮮やかなブルーのドラッグスター。フレームまでブルーに塗装されていますが、あとからこれをやる場合はフレームを丸裸にする必要があり、普通はカスタムビルダーにしかできない手間のかかる技です。メーカーはそんな手間を掛けずに製造ラインでやってしまえばいいのですが、当時のツインカム88のハーレーですらやっていなかったこの技を国産(しかも400cc)でやってのけたのには大変驚きました。デザイナーの強いこだわりが伝わってくるようです。
  ホワイトにトライバルパターンのドラッグスター。フレームまで塗装されている上、こちらはカスタムペイントでお馴染みのトライバルパターンを入れて登場です。トラディショナルなDSC4に対しDS4のスタイルはカスタムですが、「カスタム風モデル」から「本物のカスタム車」を見据えたスタイルであることは火を見るより明らかです。
  お馴染みのメカニズム紹介ページ。基本的には排ガス規制に対応した2000年モデルから変わらないため紹介は省きますが、それより冒頭から背景が地中海沿岸風でやたらと爽やかな雰囲気です。98年以降からちょいワルな路線きていましたが、こういう爽やかなのも意外とイケることがわかります。
  全てのカラーバリエーションが揃った、今までありそうで無かった構図。そりゃそうだ、看板によればドラッグスター専用駐車場なのだから2001年式のそれぞれの色違いがたまたま偶然集まっちゃったに違いない。しかしこうして並べてみると、3つともタンクのグラフィックが全く違う方向のデザインなのが面白いですね。「さあ、お前ならどれにする?」と語り掛けてくるようです。
というわけで、今回は2001年式のDS4の紹介でした。それにしても車体そのものやカラーリング、カタログのどれを見てもYAMAHAのデザインセンスの高さには恐れ入ります。こうして紹介してるうちにまた乗りたくなってきちゃうぜ…