さて、今日は2002年式のDS11/DSC11のカタログを発掘してきたぞ。イレブンシリーズとしては当ブログ2度目の登場となります。
  表紙。ドラクエに出てきそうな石畳の街道に鎮座する2台。こいつに跨って走り出せば、現代の日本には無さそうな非日常的な世界へ辿り着きそうな気がしてくる一枚です。ドラッグスターのカタログではすっかりお馴染みとなったフロントが強調されたローアングルのこの写真ですが、1100cc版の特徴のひとつであるダブルディスクブレーキのアピールも一役担っています。Akitoはこのダブルディスクに憧れていて、SPITFIREへの移植を一時企んでいたことがありました。
  表紙に続いて2台仲良く並ぶラブラブな1枚。今度はDSC11が手前にやってきました。DSシリーズとしてのスタイルの韻を踏みつつ、400ccと差別化するために丸型エアークリーナーの中央部に突起を設けたり、2本出しサイレンサーの下側も車体後端付近まで延ばしたりと「上位モデルらしいボリューム感」を演出。またシルバーDS11はスターシリーズ初のセンターストライプをブラックで表現し、DS4に負けないカスタムペイント感を主張。DSC11も上位モデル専用の大型フロアボードで重厚なクラシックテイストを醸し出し、似て非なるドラッグスターデュオは上位モデルでも健在です。
  YZF-R1で培われた技術で鍛え上げられた1,063ccの空冷Vツインエンジン。タフなイメージを伝えたい写真だと思いますが、土の上に無造作に\デェェェン/と置かれたピストンは内燃機屋さんが見たら顔面蒼白モノでしょう(笑)。ちなみにシリンダーがシルバーのこのエンジンはDS11のもので、DSC11はブラック+空冷フィン削り出しのハイコントラストフィニッシュになります。このシリンダー色の違いは、DS4/DSC4も同じ。あなたはどっちが好みかな?
というわけで、今回は2002年式のDS11/DSC11でした。次回は更に排気量の大きい、スターシリーズの頂点モデルが登場します。当時のハーレーをも凌ぐ、大排気量の空冷OHV Vツインエンジンを積んだそのバイクの名とは…つづく