今日は1999年版のカタログを見てみましょう。この年式は初めてフレームまで塗装したDS4「クールホワイトVer.」の登場がトピックスですが、残念ながらDS4のカタログが手元にありませんのでDSC4のみ紹介します。
  カタログ表紙。

実はこの’99年式カタログ、AkitoがDSC4に興味を持った高2の頃に初めてバイク屋で手にとった記念すべきものでした。思い出補正のせいかもしれませんが、今でも全てのDSC4のカタログの中でダントツでカッコイイと思ってます。しかし、このブロンズ色の車体にブラックメッキのエンジンの組み合わせはフィルターを通した撮影で表現されたもので、実際には存在しないと知った時は悲しかったなぁ。

また、この年からドラッグスタークラシックの略称”DSC”が使われ始めます(1100cc版が登場するまで末尾に”4”がつかなかった)。他社アメリカンが持たない、強い記号性を手に入れたDSシリーズは空前のアメリカンブームの中でも確固たる地位を確立していきます。
  この年のイメージカラーである、レッドとブラウンのツートンのDSC4。見開きの2ページを贅沢に使っていますが、前年のようなモデルさんは今回はとことん目立たない存在に徹していて、完全にバイクが主役になっています。カタログ前半は雰囲気を伝え、後半はメカニズムの説明に徹している構成は例年通り。
  もう1つのニューカラーは、DSC4では初となる青系のツートンカラー。この年はメカニズムの変更はなくカラーリング変更のみですが、1年おきにカラーリングを刷新するのってなにげに凄いと思います。少なくともクルマはそんな事できんよ…

右ページは走行シーンを正面から捉えたもの。撮影場所はまた荒川の河川敷かな?今までありそうで無かった、アメリカンバイクの特長をわかりやすく伝える構図です。カメラマンは轢かれないかビビりながら撮ったのかもしれんが…
  USヤマハのオプションページは前年と同じだったので、代わりに裏表紙を。

DS4/DSC4は2色のイヤーカラー、そして永遠の定番・ブラックを加えた3本柱で毎年展開されます。そして申し訳程度に載ってるワイズギア純正オプションにも注目。あれだけ気合いを入れて展開していたのに、遂にイモビライザー、ヘルメット、オイル(?)の3種類に減ってしまいました。せめてスターマークのついたバイクカバーとか出してくれたら良かったのに…
というわけで、以上’99年式DSC4のご紹介でした!

もうひとつ、この年の3月には旧ビラーゴ1100のコンポーネンツを大幅にリファインしたドラッグスター1100(DS11)が初登場するというビッグニュースがあるのですが、これまた残念なことにカタログが手元になく、ご紹介できないのが悔やまれます。次回はミレニアムイヤー・2000年式のDS4が登場。乞うご期待!