エンジンチューン(13)

そんなこんなで、ようやくエンジンが組み上がったセローちゃん。

過去の経験から、ハイカムを入れるだけでもエンジンの性格がガラッと変わるのに、今回は他にもハイコンプ、WPC処理、アーシング、燃焼室カーボン除去までやっちゃったので変化の度合いはなかなか大きいんじゃないかとワクワクしています。一方、セローの弱点だったエンジンの伸びの悪さを増強するつもりが、美点であるトータルバランスを大きく損なってしまわないかドキドキしているのも事実。

まぁそんなこと言っても今更アレなので、とりあえずエンジン始動備えてオイルを交換します。用意したのは庶民の味方・エーゼットのMEO-012(化学合成10W-40)。本当は上級国民的なヤマルーブとか入れてやりたいですが、エンジン弄り倒して金欠気味なので…

おなじみの付属のノズルは最近ジャバラ構造に改良されたらしく、ジョウゴを使わずにオイルを注入できて物凄く便利。この親切さもエーゼットをやめらめないポイントのひとつだったりします。

こちらはエンジン弄りの記念として用意した、エンジンヘッドのAIデバイス取付部のメクラカバー(K-FACTORY製)。ゴールドアルマイト仕上げという、山で泥んこ遊びするオートバイにはちょっと贅沢な盆栽パーツですが、そっけないエンジン周りにちょっとした華を添えてくれるでしょう。

トルクレンチでささっと取り付け完了!

これ、ゴールドリム仕様のセローには特に似合うかもしれません。

そんなわけで完成!

緊張しながらセルボタンを押すと、ハイコンプなのに凄い勢いでセルモーターが回り出してビビりましたw 一瞬スタータークラッチがイカレたのかと焦りましたが、間髪入れずに「ドッドドドドド」とアイドリング開始。これはWPC処理によるフリクション低減効果か、セルモーターのブラシ新調効果か、はたまたアーシング効果なのか定かではありませんが、一度ビビッてセルボタンをすぐ離しちゃったぐらい元気になりました。

エンジンが暖まってきたところでチョークレバーを戻し、アイドリング調整ノブをいい感じのポジションに回し、1速に入れていざ出発!

高速向きのハイカムを入れたにもかかわらず、低回転域のスムーズさはほぼ変わらず。しかし、ゆっくりスロットルを捻って加速していくと、以前の「ドロドロドロ」という爆発感が「ドドドドドド」に変化していることに気付きました。低回転で大人しく流している間も、ピストンを押し下げようとする意思がよりはっきりしている感じでしょうか。

そこそこエンジンも暖まってきたところなので、ここでスロットルをぐいっと捻ってみます。するとまだ低回転なのに

「ズダダダダッ!」

と車体を震わせながら元気にギャロップし始めました。おいおい、そのハイカムは高速向きじゃなかったっけ?なんか低回転で軽く1割ぐらいはトルクアップしてる気がする気が…

そして片側2車線の国道へ出て、前方がガラ空きになったタイミングでそのまま高回転までブン回してみると…おお、おおおおお待て待て待て!!

なんだこのトルクは!!!

もう笑いが止まりませんw

まるでスロットルワークと直結したような加速Gで、後輪がアスファルトを激しく蹴飛ばしながら高回転まで伸びていきます。

体感トルクはノーマルから3割増し…たかだか空冷SOHC2バルブの単気筒エンジンがこんなに化けるとはびっくりです。

もちろん、もっと速い250ccのスポーツバイクはざらにありますが、トレールバイクとしてはちょっと怖いぐらいの加速といったところでしょうか。でも慣れてくると、トルクに余裕があるためかクルージングがとにかくラク。

実際に高速道路に乗ってみると、元々16T(高速向け)にしていたフロントスプロケットを高トルクで駆動できるようになったためか、以前のパワー不足感をほぼ感じません。元々装着していたパワービームでスタビリティも上がっているし、以前ほどスロットルを開けなくても3桁km/hへラクに到達できちゃう。これにスクリーン着けたらケツが許す限りどこまでも走れるアドベンチャーツアラーになりそうです。

セローとして重要な林道でのインプレッションは、そのうちタイヤを換えたらやります(笑)

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