※エンジンの修理が終わったこともあり、前回も含めて「エンジン修理」というタイトルを「いろいろ整備」に変更しちゃいます。
ジョルノちゃんをリフレッシュしていく中で、ふと気になったのがこのくたびれたシート表皮。これは確か14年ぐらい前に一旦張り替えた社外品の表皮なんですが、色褪せたブラウンの着座面、黒い汚れが目立つホワイトの側面、そしてガムテープで塞いだ穴がなんとも貧乏くさいのなんのって。
ええい、やっちまえ!
表皮を止めているタッカー(工業用ホッチキス)の針を、マイナスドライバーとラジオペンチで一つづつ引き抜いていきます。錆びてるものもありましたが、全て綺麗に引き抜くと表皮がべろ~んと剥がれて中身が出てきました。
こんな感じで分解したシート。右から順にシートベース、ウレタンフォーム(スポンジ)、そして今回ひっぺ返した表皮ですが、表皮の縫い目から染み込んだ雨水を吸ったウレタンフォームが実にドイヒーな状態です。そのまま焼却炉に投げ捨てたいところですが、じっくり天日干しして内部の水分を飛ばしておきました。
実家の物置を発掘して見つけた、ジョルノの張り替え用シート表皮。10年前ほどに買ったまましまいこんでいたやつですが、こんな物を発見しちゃったからには張り替えるしかないっショ!ただし、今回は縫い目からの雨水染み込み対策をしっかりやっておきます。
表皮の裏側から、縫い目部分にボンドを念入りに塗布して充分乾かしておきます。これでシートの縫い目からの湧き水でケツが濡れるあの地獄ともおさらば!…のはず。
右から順に、タッカーの古い針を全て取り除いたシートベース、ビニールで覆ったウレタンフォーム、そして防水加工を施した新しい表皮。材料が揃ったので組み立ていきます。
シワが寄らないように表皮を伸ばしながら、タッカーで「バチコーン!」と等間隔に針を打ち込んでいきます。特にコーナー部は仕上がりに差が出るので、少しでも表にシワが出たら打ち直しつつ慎重に作業を進めていきます。また、タッカーは所詮ホビー用で針をシートベースの根元まで打ち込めるほどの射出力はないので、途中まで打ち込まれた針をラジオペンチで掴んでグサッと根元まで刺し直してやります。
そんなこんなで完成!
しっとりモチモチなシートになり、ケツがコンフォータブルになりました。以前のポップな2色から今回はブラック1色にしてみたけど、全体的に引き締まって男が乗っても恥ずかしくない感じになったかな~と自己満足。でもまだ何か足りない…全体的に綺麗にはなってきたけど何か欠品感があるというか…
あっ!
これか!!
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(つづく)