湘南箱根温泉ツーリング with BikersBlues

時は2002. 08. 14。

あ、あちぃ……

目覚まし時計の短針は、間もなく正午を指し示そうとしていた。
外気温36℃。湿度84%。降水確率は午前午後ともに0%。

昨日北海道ツーリングから帰還したばかりの僕は、寝ぼけながら半月ぶりにPCを起動した。
部屋にはまだバイクから外したばかりの旅装備が山積みになっている。

さっそくIEを立ち上げ、ドラッグスター乗りの集まる「BikersBlues」へ。

ん?掲示板が賑やかだぞ…

どうやらNENZIさん主催で湘南にツーリングに行くらしい!
早速参加表明、ポチっとな!

そして8月25日。
集合場所である横浜横須賀道路狩場インターに9時に到着!

料金所をくぐると、BB(BikersBlues)のみんなが早速集まっていた。
幹事のNENZI兄さんがファイティングポーズで熱烈歓迎してる!


「Hey!後○園遊園地でボクと握手☆」

カメラを構えた瞬間に斜め45度のベストアングルで対応してくれたNENZIさん。
右手こそ右ストレートをかます体勢であるが、左手はあくまでタバコを持ったまま。
「貴様相手にはこの右腕一本で十分だ」という余裕の表れだろうか。
そしてお天気カメラにピースしまくる人のようにファインダー内に滑りこんできたやまもさん。
こんな真夏でも美肌キープのためにしっかり長袖のようです。

そして横浜横須賀道路を走り、葉山に出る。
ん?Biker’s Friendのhiroさんのマフラーが変わっている!
そーいややまもさんのウインカーも変わってる!

みなさんカスタムが微妙に進んでいるようですな。


左から順にhiroさん(DragStar)、やまもさん(FatBoy)、RIN.さん(RoadStar)


左から順にmokaさん(DragStar Classic)、みっちーさん(DragStar)、青ダイナさん(LowRider)

そしてNENZI幹事の先導で、11時頃に藤沢のカレー屋「珊瑚礁」に到着!
ここは人気ゼッチョーのカレー屋で、開店時間前に並ばなければ店に入れないそうだ。


みっちーさんとNENZIさん。ジムのトレーナーみたいな引き締まったBODYが羨ましい。
実はバイクでも筋トレ代わりに足で地面蹴って走ってるという説もあり。


開店まであと少し!ということで雑談TIME。
RIN.さんのカメラ構えてからの反応速度は世界最速級であると思われ。


一方、青ダイナさんはカメラ向けてもほぼ昼寝モード。
そうこうしてる間に開店前からFuckin’な行列が形成されていくものの、なんとか1時間ほどで店内へ。

「いらっしゃいませー!!」

アジアンテイストなインテリア!オリエンタルなメニュー!
そしてパレオ姿のチャンネー(店員)が眩しいぜ!

早速みんな注文をする。

「Akito君どんなケータイ使ってるの見してよ。おっ、結構マメにメールするんだね~」

こうして気を抜いているとさっそく弱みを握られてしまう。
やまも氏、なんて恐ろしい男よ…


それにしてもここのカレーは本当に美味い。\1,800するだけはある。
雰囲気もいいしデートで使えそうだと思ったけど、そんな予定はどこにも見当たらないことを思い出した。

さておなかもいっぱい夢いっぱいということで、箱根に向けて海岸線をだらだら走りだす。
そんな道中、信号待ちで青ダイナさんがヘルメットのシールドを開けて何やら話し掛けてきた。

「なー、あたしのダイナ乗ってみぃひんか?」

というわけで跨ってみた。
ハーレーダビッドソン・ダイナローライダー。
まぎれもなく、ドラッグスターやスティード等のアメリカンスタイルのバイクのルーツだ。

この日までは、正直言って僕はハーレーにはほとんど興味がなかった。
「ハーレーというアメリカ製のバイクがあるらしい。見た目はあまり国産と変わらないのにお値段は数百万円もする、そしていつかは乗りたいと憧れてる人が多い」という程度の認識しかなかったのだ。

トルクがどうとか鼓動感がとか言われてもピンとこないし、自分は自分のSPITFIREが好き。
400ccなのにちょっとした旅もできるしスタイルも気に入っている。
これで充分じゃないか、と。

しかし、そんな価値観をひっくり返してしまう瞬間がついに訪れた。

信号待ちで青ダイナさんとバイクを交換し、跨ったダイナローライダー。
股下から伝わる、ドックンドックン脈打っているようなエンジンの鼓動と暖かさ。

なんだこれは…もはや移動体というより馬に近いリアルな生命感を感じる。
ミラーがぶれて後方確認がまともにできないなんて初めてだ。

そして、青信号とともにいつもの調子でぐいっとスロットルを捻ってしまった。
その瞬間!!

ドン!!

「うわっ!」

背中を思いっきり蹴っ飛ばされたかのように、ローライダーは猛然とフル加速!
後方へ流れる湘南の景色が早送りになり、視界はどんどん狭まっていく!

「なんじゃこりゃあああああ!!」

ハーレーって、確か肩の力を抜いてゆったり走る落ち着いたバイクで、
どちらかといえば攻撃的というより牧歌的なイメージだったけど…

なんだこのイカレたマッスルパワーは…
これが大型バイクの大トルクというやつか…

その後もやまも氏のハーレーダビッドソン・ファットボーイを運転させてもらい、
それを降りる頃には大トルクの魅力に完全にとりつかれていました。

かつて経験したことのなかったこの衝撃は、バイクを戻したあとも頭の中をぐるぐると回り続け、
やがてハーレーへの強烈な興味へと繋がっていくのでした。


同じくローライダーを体験したNENJIさんも、
きっとこの夜はなかなか眠れなかった事でしょう。

「ハァハァ…もう大型しか見えない。俺には大型しか無いんだ!」

そして途中、西湘バイパスでトイレ休憩をしました。
BikersBluesのみんなに海底に沈められそうになりながらも、再び箱根を目指して出発!
(これがトラウマとなりで夜トイレに行けなくなったのは言うまでもない)

みっちーさん(クラシックカスタムDS4)の走行中1ショット!

ベストショット!

さて次はSPITFIREに乗ってVブースト体験中のmokaさんだ!

…って、おぁぁカメラが落ちる~!

なんじゃこりゃ…

そして一行は西湘バイパス降り、もう少しで箱根に着くところで渋滞発生。
しかし我らバイク界に渋滞など存在せんのだ。
すいすいすり抜けさせてもらうぜ。

あばよ4輪!

そして箱根の温泉に到着。ザブゥンン!!プハァ!

NENZI幹事がリサーチしただけあってなかなかいい温泉でした!
(念の為、写真等はございません。ってか誰得やねん)

今回の集合写真でっせ!

見知らぬバイク野郎にとっ捕まってシャッター押してくれたオトーサン、
あの時はありがとうございました。

そしてこの後、RIN.さんのヤマハ・ロードスター(1600cc)にも試乗。

ウワサには聞いていましたが、とんでもないトルク王でした…

そして夕暮れの中、一行が向かう先は大磯のデニーズ!
夕食TIME!

そしてデニーズに到着。
もうすぐお別れということで店内には哀愁が漂う。
どこからかシクシクすすり泣きが聞こえてきた気がする。

そうさ、辛い別れは逃れられないDestiny…
だからこそ、それを乗り越えて大切にしたいFriendshipさ…


さ~メシだメシだ。

そしてこの後、高速組と下道組に別れて解散することが決定。
下道組の先導役を任された僕は、hiroさんと青ダイナさんとの3台で渋滞の国道をすり抜け!

しかし、間もなく車線いっぱいの20tトレーラーが行く手を阻みました。
こうなるとワイドハンドルのSPITFIREはすり抜けはできない。

当然、同じアメリカンタイプのhiroさんと青ダイナさんもすぐ後ろで足止めされているだろう。

「後ろのお二人様、当方ワイドハンドルで申し訳御座いま・・・って、いない!?」

刹那。
遥か右のセンターライン上を滑る影。

青ダイナさん!

大排気量特有のトルクを駆使し、対向車線を猛然とすっ飛ばしていく。
エクストリームを連想させるライディングは、慣らし段階のマシンを操っていろとはとても思えない。

そしてそれに続くもう1つの影。

hiroさん!

とてもロングフォークとは思えない豪快なハンドルさばきで、センターライン上にマシンを向ける。

「なんと!フロント浮かせたままS字を切り返しおった!」

こーなりゃ負けてられへん!MotoGP開幕じゃぁぁ!

と意気込み、トレーラー横をすり抜けようとする僕。

…壁とトレーラーの間に挟まれてしばらく動けなくなりました。


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