Harley-Davidson Test Ride & Win

ハーレーの試乗キャンペーン「Test Ride & Win」に行ってまいりました。
ご存知の通り、ハーレーのディーラーではいつでも気軽に試乗させてもらえますが、今回の試乗イベントはディーラー単位ではなくハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)主催という点が今までとの大きな違いです。

試乗対象はIron883Forty-EightStreet750の3車種。また内容としてもただの試乗にとどまらず、「究極の試乗体験」の写真を応募することで1週間のバイクトリップかレザージャケットが当たるというもの。

僕は昔からくじ運がすこぶる悪く、当選にはまったく期待していないのですが、以前からIron883はカッコいいなーと思ってたので気がつけば試乗を申し込んでいました。

というわけで試乗当日。

アレンネスのレザージャケットをまとった奇妙なアドレスV125G乗りが近所のHDディーラーに突撃。
苗字も誕生日も一緒というセールス担当の営業さんにお互い運命を感じつつ、試乗申込書を記入していざ店外へ!

  
そこに待っていたのは、スポーツスターファミリーのカスタムモデル、Iron883。いわゆる最近のトレンドであるダークカスタムというブラックパーツ主体のモデルです。他にも専用チューンのプリロード調整式ローダウンサス、パンチングデザインのカバー類、切削デザインの9本スポークキャストホイール等、このモデルにしかない専用パーツの目白押し。出荷状態で既に完成度が高く、下手な弄り方をするとかえって雰囲気を崩しかねないという、ある意味883版CVOともいえるモデルです。

「ガトン!」

ギヤを1速に入れて走り出す。

ハーレーはこの1速に入れた時の歯切れの良い音が最高に気持ちいい。単純な事かもしれないけど、サイドスタンドを払う、セルを回す、クラッチレバーを握る、そして1速に入れるという一連の儀式が五感を昂らせるほど気持ちいいモーターサイクルはそれほど多くない気がする。

国道に出てスロットルを少々ラフに開けてみると、暴力的というほどではないにしろ、充分以上に豊かなトルクが断続的にケツを押し出してくる。クルマでいえば2.5Lの自然吸気エンジン並で、2,000rpm前後からの加速が一番トルクフルで気持ちいい。回転が上がるにつれて、盛大になるエンジン音と反比例してトルク感は希薄になるのもノーマルのハーレーらしい。EVやディーゼルと似た乗り味で、目を吊り上げてかっ飛ばしたりせずにロングストロークのドッコンドッコンな乗り味を楽しむライダーにはむしろフレンドリーな性格といえる。チューンすればその穏やかな性格も一変するのかもしれないが。

ブレーキは前後ともシングルディスク、キャリパーは型押し2POTだが、車体が比較的軽量なためこれまた充分な性能。コントロールも非常にしやすく、ひと昔前の貧弱なブレーキのスポーツスターでは考えられないレベルだ。先述のエンジンの性格もあいまって、その扱いやすさが入門ライダーへの敷居を確実に低くしているのは883が教習車と採用されている実績を見ても明らかではないだろうか。

ワインディングへ繰り出すことは時間の関係上できなかったが、街中の右左折においては癖のない素直なハンドリングを実感することができた。アメリカンスタイルとしては比較的立てられたキャスター角の恩恵といったところだろう。但し
、調子に乗ってバンクを多めにとるとすぐにステップから火花を散らしてしまう。もっとも、そのステップも路面と接することが前提の造られており、ガリガリ削れる部分はねじこみ式の別体パーツなので簡単にリプレースできる。しかしクルマには無いバイク独特の楽しみといえば、バンクさせられる事で遠心力で体が外に持って行かれない気持ちいいコーナーリング感覚のはず。地を這うようなローダウンスタイルもいいが、もう少しバンク角と両立できないものかと正直思ってしまう。フレームの車体中心線付近の下端位置はそのままに、車体外側にいくにつれてV字状にロードクリアランスを確保するなど。またステップ位置を上げたりマフラー断面をDシェイプにするなど、素人としてもまだ工夫の余地がありそうに思える。

さて、Iron883でそのまま10分ほど国道を走り、向かった先は自宅。マンション敷地内に止め、妻を携帯でおもむろに呼び出した。

「え〜、ハーレーで来ちゃったの⁉︎」

まさか試乗車で家まで来るとは思っていなかったようで驚いていたものの、次第に「この色かわい〜」とか「ロードなんとかよりこっちの方がバイクらしくてかっこいいよ。アドレスから買い替えちゃったら?」とか言い始める始末。ふっふっふ、いいぞいいぞ作戦通りだ!

実は今回の試乗の目的はIron883を知ることでもHDJのプレゼントでもなく、実際に自宅まで乗り付けることで僕がいつかハーレーに返り咲くことにリアリティを感じてもらうこと(Iron883は気持ちいいハーレーには間違いないが、再び乗りたいハーレーはロードグライド一択だ)。

子供がまだ手が掛かるので、乗れるとしたら早くとも数年先だろう。でも、少なくとも本気で乗りたがっていることは伝わったと信じたい。

数万km走ってても転倒傷があってもいいから、2012年モデルのCVOロードグライドが100万円台で転がってないかな〜と妄想しながら、夕焼けの中Iron883でディーラーへ帰っていきましたとさ。

2 Responses to “Harley-Davidson Test Ride & Win”

  1. 青心 より:

    HDへの執着は一切ない俺だけど、CVOが100万円台で転がってたら俺でも欲しいぞ!!

    • -Akito- より:

      TC88のキャブ車の値落ちが結構激しいんです。2万kmのFLHRが130万とか(笑)
      CVOはタマ数少ないから難しいかな…

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