どうも、世の中ではクルマの自動運転が話題になってますが、風邪で休みたくても足が勝手に自動運転で会社に向かってるAkitoです。
さて、自動運転というとまさにハイテクドライブの行き着く先ですね。そしてハイテクドライブのイメージといえばテクノツアラーです。

このテクノツアラーという言葉は僕による造語で「最新テクノロジーをまとったツアラーカスタム」を意味します。

しかし、冒頭の自動運転のようにメーカーが何千億も掛けて投入する最新テクノロジーに比べれば個人ができることなどたかが知れているので、あくまで「ハイテクっぽい雰囲気のツアラーカスタム」というわけです。

そして、雰囲気重視のテクノツアラーの中でも、特にノーマル状態からいじり甲斐があるのがコックピット周り。

ハーレーを含むアメリカンバイクの中でも、長距離ツアラーモデルに着いているメーター付のフェアリング(カウル)はライダーがFace to Faceで対面するバイクの操縦席といえます。

これをハイテクっぽいものにガラリと変えてみたい、と思ったのがテクノツアラーのはじまりでした。
キーワードは「 80年代が夢見た未来」。

そして、いくつかのマシンが脳裏に浮かびました。

 KNIGHT2000(映画ナイトライダーより)

 金田バイク(映画AKIRAより)
 
テクノツアラーのコックピットを語る上ではこれら2つのマシンは外せません。他に幼い頃に見たデジタルメーターの国産車(バブル期に大流行)やハイテク旅客機の操縦席を見た影響もありますが、大都会の夜景のような煌びやかなデジタルの光に囲まれたコックピットに座りたかったのです。

僕がかつてTryfinity(ハーレーのロードグライド)で進めていたテクノツアラーカスタムは、まずは元々クラシックな雰囲気を醸し出していたノーマルのアナログメーターを全てDakota Digital製デジタルメーターに換装してました。  そしてオーディオの液晶ディスプレイのバックライトも青に改造し、更に次の段階へ…というところで盗難に遭ってしまい、道半ばでテクノツアラーは挫折。
その「次の段階」とは…

 
HUD(Head Up Display)です。

必要な情報をフロントガラス、あるいはコンバイナーという透明のプレートに照射することで、目線を前方からあまり移動させずに車両情報を把握できるようにしたものです。

元々はジェット戦闘機に搭載されたのが始まりで、最近は先進装備として一部の欧州車やマツダ車に装備されています。

この近未来的でクールなHUDをなんとかTryfinityに移植できないかと企んでおりましたが、機械はともかく電気工学の知識に疎かった僕には実現までの道程が途方もない旅路に思えました。
しかし、現在はHUDの敷居がぐっと下がっています。以前と違い、簡易的なものであればクルマやバイクどころか、なんとママチャリや徒歩でさえHUDを導入できるようになったのです。

つまり、テクノママチャリテクノ井戸端会議おばちゃんも可能!

それは一体どういうコトでしょうか?

ヒント:スマートフォン

※次回へつづく