1996年にYAMAHAのスターシリーズの急先鋒・ドラッグスター400が登場して今年で20年です。
あの衝撃的デビューからもう20年経ったのかという思いと、今のドラッグスターが20年も前に登場したスタイルには見えないという驚きが入り混じっている今日この頃。

特にスタイル面では、ハーレーのソフテイルを意識しているとはいえ単なる完パクリではなく、タンク位置を低くしてリヤタイヤを幅広&大径化するなどの独自のモディファイがされていました。今ではソフテイルも同じような路線になっているものの、当時僕はソフテイルよりドラッグスターの方が絶対かっこいいと思っていたのはナイショ。
2001年秋には98年式ドラッグスタークラシック400に乗り始め、ツアラーカスタムという魔改造にのめり込んでいきました。

だいたい20歳前後だったかな。あの頃は楽しかったな〜。金や経験は無かったけど、時間や勢いは無限にあった。最初はモンキーレンチさえあれば何とかなると思ってたけど、いいかげんないじり方をするとまともに走らない。でも小さな失敗を重ねながら工具も次第に増え、しっかりいじるとその分ちゃんと応えてくれた。自分の手で仕上げたバイクに乗るのが楽しくて、いろんな人と繋がっていくのが楽しくて、35℃を超える真夏も氷点下の冬もいろんな場所へツーリングした。

最後はビラーゴ400エンジンスワップが上手くいかなくて廃車にしてしまいましたが、未だに夢に出てくるし、街で赤い初期型DSC4を見るとつい目で追ってしまいます。たぶん買おうと思えば買えなくもないけど、あの頃の青くさいワクワク感はもう味わえないだろうな。
廃車にしてから11年。

Akitoのドラッグスター愛は今も健在で、今も90年代のドラッグスターカタログが手元にあります。
というわけで!

ドラッグスターシリーズ20周年を記念して、次回からカタログを通してその歴史を振り返っていくことにします。

お楽しみに。