さて、今日はDSC4の2001年版カタログですぞ。
焚き火の炎に照らし出される赤白ツートンのDSC4。まるでひとり旅の1コマのようで、ちょうどSPITFIREで旅をしたいと思い始めた頃のAkitoはこの表紙に完全にやられました。400ccの国産バイクでこれほどまでに旅を彷彿させた車種を他に知りません。DS4の初期のアメリカナイズされたカタログから雰囲気が大分変わってきた頃ですが、個人的にはこっちの方が断然好き。
乗り手になったら見える視点。クラシックモデル特有の7インチヘッドライト、オレンジ盤面のタンクオンメーター、フロアボード、サドルシートがひと目でわかる写真に、独特の語り口調のキャッチフレーズ。思えば当時のMidnight Spiritの北海道ツーリングレポートの文体も終始こんな感じで、DSC4の世界観に強くインスパイアされていたのでしょう。ちなみにこのスターマーク付の純正フロアボードはこの年式から採用されましたが、初期型DSC4オーナーのAkitoはとても羨ましかったのでヤフオクでGetして着けていました。
全体像。本来黒色のフレームを車体色に合わせる試みは1999年式のDS4「クールホワイトVer.」で前例がありますが、クラシックモデルでは初登場です(ヤマハ以外では1990年に登場したハーレーの初期型FLSTFの例あり)。元はカスタムモデルの手法ですが、車体を大きく見せる視覚的効果もあるのが興味深いところ。掃除は大変だったかもしれませんが…
特徴紹介。DS4/DSC4は2000年式からマイナーチェンジしています。排ガス規制に対応したエアインジェクションシステム、電気式スピードメーター、燃料計、新デザインのタンクオンメーターの採用、ブレーキキャリパー、フロントホイールアクスルの設計変更。そしてクラシックモデルには先述のフロアボードの新採用が挙げられます。出力は1PSダウン、定価は2万円UPの¥669,000となりましたが、商品力に磨きをかけたドラッグスターシリーズの人気はアメリカンブームの中ますます高まっていきました。
裏表紙。初期型イメージカラーに似たマルーン(ワインレッド)系が復活しています。この後も年式によってちょくちょく出てきますので、事実上ブラックに次ぐ定番色となっている気がします。
USヤマハの別体カタログ(前回から変わらないので省略)も付属していますが、この頃はイージーライダース、アメリカンドラッガーズ、キジマなどの社外パーツが豊富に出回っていて、自由にカスタムできる楽しさもこのバイクの人気の一端を担っていました。
ということで、今回は2001年式DSC4の紹介でした!次回はいよいよスターシリーズの末弟のアイツが登場しちゃいます。お楽しみに。
この色のDSCを街で見た事が、俺の人生を大きく動かしたと言っても過言ではない。
バイクに興味の無かった俺は、『アメリカン=黒』のイメージしか無かった。
街でこの車体を見かけ、何だ?あのポップなカラーリングのアメリカンは??
ハーレー乗りの連れに聞くと、『多分それはYAMAHAのドラッグスターだと思う、400だぞ。』と・・・
全くバイクに興味の無かった俺には、お洒落なポップなカラーがひと際巨体に見え、更にそれが400ccだと!
何だか妙に心躍った。
そんなファーストコンタクトがあったからこそ、今でもYAMAHAのデザインが俺には一番しっくりくるし、Drag Star400~Road Star1600と乗り継いでる理由でもある。
そして、何よりこの車体に心打たれたからこそ、Akitoとも出会えたワケだ!!( ̄▽ ̄)
なんと、青心さんがDSに乗るきっかけになったのが赤白のDSCだったとは…
あの色はインパクト大きかったですよね!
クラシックモデルもカラーでこうも変わるんだという見本みたいなモデルでした。
青心さんの衝撃的な出会いも今のRoadStarにしっかり繋がっていたんですね。