セロー250の初期のキャブレター車(2005~2008年モデル)は、パフォーマンスダンパー付属のステーの形状が合わないため非対応…

ならば、合うステーを自分で用意しちゃえ!

まずは、実際に装着したいパフォーマンスダンパーを初期モデルであるパワービーム(PB)に決めました(理由は後述します)。ワイズギアのHPに掲載の取説によると、このPBの上側にはキット付属のM10ボルトの取り付け穴があることを確認。そして自分のセロー250のフレームアッパーチューブの径をノギスで測るとΦ28mmであることが判りました。

このM10ボルト(PB側)とΦ28mmアッパーチューブ(車体側)をいい感じに締結できるステーを探しまくった結果、Amazonで見つけたのがこちら。

クラッチケーブルクランプ(ネオファクトリー製)

これは本来クルーザーのインチハンドルバーに着けるものですが、セロー250のアッパーチューブにPBを着けるステーとしては完璧すぎる形なのです。分割構造をM5ボルト1本だけで留めているのが気になりますが、フレームのよじれ量(変位)自体はせいぜい数mmとのことなので、ひとまず今回はコレで様子を見ることにしました。

続いて、ヤフオクで入手したパワービーム(PB)。

Akitoのセローちゃんはもう4万km近く走ってるし、もし今回着けられなかった場合の売却を考えれば中古美品で充分だろとの判断です(笑)。Fi車のアッパーチューブに着けるごっついステーが同封されていましたが、今回それの出番はありません。

今回、PBをキャブセロー250 に着けるにあたってホムセンで別途購入したものがこちら。

左から順に

・ボルト(M10 × 60mm)

・ボルト(M5 × 20mm)

・ナット(M10)

・スプリングワッシャー(M10)

・ワッシャー(M10) × 2個

・ボルトキャップ(M10用) ×2個

まずはPB上部をアッパーチューブに着けるため、シート、サイドカバー、左側シュラウドを外します。

ガソリンコックより前側のアッパーチューブにクランプを着けるため、フレームの汚れを綺麗に拭いておきます。

ガソリンホース用の樹脂クランプを外し、クランプが着けられる状態にします。固定されなくなったガソリンホースは少しぷらぷらするようになりますが問題ないレベルです。

アッパーチューブにクラッチケーブルクランプを着け、PB上部をM10ボルトで仮止めします。このような状態で着けるには、斜めに装着する構造であるPB(旧モデル)は好都合なのです。

PB上部のM10ボルトとナットにソフトキャップを着けます。これはボルト類を目立たなくするためだけでなく、チョークレバーを引っ張って指がぶつかっても怪我をしないようにするためでもあります。

次に、ダウンチューブを綺麗に拭いてからPB付属のクランプを着けます。あとはPB本体を取り付けて、ボルトを規定トルクで締め上げるだけ。

そして…

完成!

少しはクランプをガリガリ削ったりと苦労すると思っていたのですが、まるでFIモデルのように自然に着いてしまいました。DIY感のない見た目は大満足ですが、肝心の走りはいかに⁉︎

つづく(←またかよ)