ガソリンタンクのサビ取り③

そんなこんなで、セローちゃんのガソリンタンクにサビ取り剤溶液を投入して24時間。

タンク内部のあの頑固なサビを本当に除去できたのか?その効果を刮目してご覧あれ!

まずは比較用に。Before

そしてこちらがAfter。

やったぜトニー!君もタイガーだ!!

エーゼットのタンクサビ取り剤、価格は手頃ですが本当にサビを根こそぎ除去してくれました。一体どういう化学反応でサビを消してしまったのかわかりませんが、これはチョー頼もしいぞ。

そして、乾燥させたガソリンタンク内に残りのサビ取り剤原液を入れます。キャップを締めてタンクをまんべんなく上下左右前後に傾けて、サビ取り剤がタンク内壁全てを濡らすようにします。

(まんべんなく、の「まんべん」って何だ?)

こうしてサビ取り剤原液でタンク内壁をコーティングすることで、今後サビの発生を抑える効果があるとのことです。

最後に、タンク内部を乾燥させます。自然乾燥でも良いのですが、この時は雨雲が迫っていたためヘアドライヤーで強制的に乾かしました。

とまぁ、こんな感じで確かにガソリンタンク内のサビを根こそぎ除去する事ができました。これでキャブレター内にサビが侵入することも無くなり、魔のオーバーフローとも完全にオサラバ…

できませんでした(涙)

やはり再び駐車中にガソリンお漏らししたり、走行中にプラグがかぶってエンストしたりと散々な目に遭い、セローちゃんに乗り続け心が少し折れてきたところで一応ダメモトでフロート室の油面高さチェック。

すると…なんと1mm以上も油面がズレていた事が判りました。機械式デバイスの中でもダントツで神経質なキャブレターとしてはこのズレ量は致命的だったので、基準値に直したところあっさりと解決!

オーバーフロー対策として、今までフロートバルブ交換やタンク内のサビ取りまでやったのは一体なんだったんだモジャ…いやいや、これらは予防整備という事で決して無駄ではなかったはずなんじゃ!(と思いたい)