北海道の駒ヶ岳の近くで、親に置き去りにされて失踪していた7歳の男児が6日ぶりに発見されました。
春とはいえ、あの現場周辺の夜は気温一桁まで冷え込みます。ましてや消防、警察、自衛隊が徹底的に捜索しても見つからず、雷を伴う強い雨で警察犬の嗅覚も反応しなかった状況から、Akito以外にも最悪の結末を予想した方は多かったのではないでしょうか。一般的に消息を絶ってから72時間を過ぎると生存率が極めて低くなり、今回も失踪から5日目に自衛隊200人体勢の捜索の縮小が決定していただけに、大きなケガもなく帰還してくれことを一体誰が予想できたことでしょう。
それにしても、200人体勢のプロの捜索網(警察犬、ヘリ含む)をかいくぐり、一桁の気温まで冷え込むまっくらな森の中をTシャツ1枚で10キロ進み、自衛隊施設に潜入して雨風をしのぎながら水だけで6日間も息を潜めるとは…ジェームズボンド並の潜入技術に日本中から驚きの声が上がってぃす。
今回のこの少年のケースは、相当に強い運とメンタルが生還へと繋がったとはいえ、何の知識もない7歳の子が下手に動き回らずにマットに包まって生命維持に努めるというサバイバルをしていたことに自衛隊員の方も驚いているとか。
こりゃ陸上自衛隊からスカウト来るかもね!
子を持つ親として自衛隊員に発見され
『お腹空いてないか?』
と聞かれ、『うん』とうなずき、隊員にもらったおにぎりを2つ食べた時の事を思うと・・・今でも目頭が熱くなる。
彼は何を思ったんだろうか?
真っ暗な山は怖かっただろう・・・
シェルターで過ごした数日間も不安でいっぱいだっただろう・・・
彼の強運と判断。
凄いよな!!
親に見捨てられ、Tシャツ姿で財布も携帯も持たず、真っ暗で寒い山をひたすら歩く…その先に偶然シェルターがあったとはいえ、それを見つけるまでは一生忘れられない位の不安と恐怖があったと思います。
その後発見されるまでの6日間は、本人には何年もの月日に感じたことでしょう。
退院して落ち着いたら、普通のわんぱくな7歳に戻って立派に成長していって欲しいですね。