ジョルノ トルクカム交換

さて、ベルトカバーを肉抜き加工したことでクラッチの熱ダレが収まったジョルノちゃん。あとはついでに変速特性の変わるトルクカムに交換してやるぜ!

というのも…去年エンジンや駆動系を弄り倒したところ、ゼロ発進は油断するとすぐフロントが浮くほどにはなりましたが、中間加速はどうも鈍いまま。具体的には一定の回転数で20km/h~50km/hで変速するゾーンにおいて、スロットルをガバ開けして再加速するもうまくキックダウンしてくれない。車のトルコンATでいえばロックアップしたままのような状態ですが、小排気量のエンジンをブン回して引っ張りたいので素直にキックダウンしてくれた方がいいかな。

というワケで、早速クラッチAssyを丸ごと外していきます。ひと通りバラし方を覚えてるので、相変わらずアホみたいに弄りやすくて感動。クラッチシューもまだまだいけそうです。

クラッチAssyから外したトルクカム。

右が今まで着けていた純正品、そして左がKN企画製のZX用(AF28/AF35)ですが、この通りカム溝の形状が違います。くの字型の純正品は中高速域はキックダウンしにくい(≒ロックアップ型)ということで、燃費や耐久性にマージンを持たせているのでしょう。対してKN企画製は全域キックダウンしやすく、また特性が異なる2種類のカム溝(45度と52度)を選択できるようになっています。まずは今回は初めてなので大人しい方のカム溝にしてみました。

そんなこんなでサクサク装着していきます。最後に着けたDIY加工したベルトカバーは良い感じですが、中身の錆びついたクラッチアウターが見えているのは今後の課題…耐熱塗料で塗っちまおうかな~

そしてお待ちかねの走行インプレッション!

ゼロ発進からアクセル全開にすると相変わらずのアホみたいなロケットスタートですが、これは今回入れたKN企画トルクカムの溝形状の前半がノーマルと同じだから当たり前のお話。

クラッチが完全にミートした後の無段変速領域で一気にアクセル全開にしてみると…おぉ、ノーマルと違って回転数が上がってしっかり加速していくじゃん!これだよこれ、もっさり加速とはおさらばだ。

あとは焼き付きを気にしないで3桁km/h手前で巡航できるようになりたいのですが、ハイギアは油圧プレスがないとシャフトを圧入できないので素人には難しいわけで…

まぁ、その前にフロントブレーキのディスク化という夢を実現させてからかな。