さて。
突然ですが…セカンドバイク入手しゃいました!
て言っても125ccのスクーターだけどね。
ご存知の通り、我がSPITFIRE号はヤマハのドラッグスターというバイクです。
そんなスターオーナーとしての自分、2台目も当然スターシリーズを選びました。
さぁ登場です!
スズキの
ヴェクスター
あ、ちょっと待て、今心の中でこいつの事密かにバカにしたべ!?
まぁ確かに見た目はしょっぱい原付だけどこいつはなかなか便利。英語で言うとusefulだ!
なんせコンパクトなボディに原付の2.5倍にあたる125ccのエンジンを積んでいるので、原付の駐輪スペースに止めたり渋滞の街中を2人乗りでスイスイ移動できたりと大活躍。税金も保険も燃費も原付と大差ないのに、原付のような30km/h規制や二段階右折もナシ。でもその気になれば3桁のスピードが出ちゃいます。
※ただし、1日後ろに乗せたヒカル(バイク仲間)曰く「振動でケツが割れそうだ」とのことだった。みんな生まれつき2つに割れてる気が…
最近はSPITFIREを魔改造しすぎて無駄にでかくなってしまったので、街乗り用として買ったこの中古のヴェクスター。バラしている最中のSPITFIREのパーツを買いに行ったりもでき、予想以上に大活躍中です。もはや弱点と言えば高速に乗れない事ぐらいしか見つかりません。
ぐぬぬ…恐るべし原付2種。
んで。
ここにこいつを登場させたからには、単に紹介だけでは終わらないって事、もうみんなはわかってると思います。さっそく俺はセカンドバイク・ヴェクスター君にまたがり、ストリートへと繰り出します。
向かう先はセブンイレブンいい気分。
おでんや雑誌なんぞに目もくれず、カップ麺コーナーに一直線に向かって手にしたもの。それは…
新発売の暴君ハバネロやきそば
まるで食べ物とは言いがたい負のオーラの塊をレジに通し、すかさず熱湯を臨界線まで投入。
気合も十分、まさにすぐ食う気MAXです。
そしてセブンイレブンの扉を開ける俺。
そこには無限に広がるBATTLE FIELDが俺を待ち受けていた。
「俺に勇気をくれ…!」
古びた戦友の写真を握り締める俺。
知られざる自分の全てを賭けた男の闘いがいま幕を開ける。
何も躊躇する事なく、俺は闘いのステージに向け、あるモノをヴェクスターにセットした。
暴君、リヤシートへ!
・・・・・・
心から反省している
俺は何て愚かな事をしたんだろう
我慢できなかった
溢れるエモ-ションを抑え切れなかった
だが死ぬまでにどうしても一回やってみたかったのだ。
自宅までのカップ焼きそばバイク便(熱湯入れたまま)を。
この気持ちを犯罪者風に表すとこうなるだろう↓
むしゃくしゃしてやった
カップ麺をバイク運べるなら何でも良かった
今は反省している
そしてリヤに暴君やきそばを積んだヴェクスターで、セブンイレブン駐車場から公道に出る俺。
ここから自宅までは約3分。順調にいけば到着したと同時にちょうど食べごろになるはずだ。
問題は、カーブでヴェクスターの車体を傾けた時に熱湯がこぼれないかどうか。
とりあえず一応理系なので考えてみるとするか…
よし完璧だ!
まったく問題ない!
(by 単位が崖っぷちだった大学生)
これで暴君の安全は理論的に実証されたに違いない!
そう考えながらも既にスピードメーターは60km/hあたりを指しているが、容器の中の麺、熱湯、キャベツといった全てのマテリアルは非常に安定しているようだ。
人類の歴史、それは挑戦の連続だった。
1879年 トーマス・エジソンによる電球の発明に成功
1969年 アポロ11号による人類初の月面着陸に成功
そして
2004年 バイクでのカップ焼きそば輸送に成功
今まさに人類未踏の領域へ走り出したヴェクスター。そして最初のカーブを慎重に抜け、裏ストレートに突入する。
あとは1つカーブを抜ければもう家が見えてくる。視界の上には鮮やかな秋空が広がっていた。浴びる風が心地良い。全てが順調だった。そう…順調のはずだった…
だがその時、ミラーに小さく不気味な影が映りこむ。そしてあっという間に後ろにビタ付けしてきたそいつは
全身フルスモークの高級車
「うわーちょっと待て頼むからそんなに煽…!」
じょばば~
「あぁっ暴君が!!」
ぼたぼたぼた
「麺まで出てくんなー!!」
というわけで、少しだけ半強制的湯切りをくらいながらも無事部屋に到着。
ちなみに俺の部屋は2階にあるが洗面台などはないが、カップやきそばの湯切りをするためにいちいち1階の洗面台まで降りるのはウルトラめんどくさいので、俺は2階のベランダからD(ダイレクトに)、N(熱湯を)、T(投下する)、名付けてD.N.T.オペレーションをモットーにしている。
そして俺は湯切り口をおもむろに開く!
べりっ
さぁカップやきそばオープンセレモニーの湯切りだ!行け暴君~
-しかし次の瞬間-
あっしまった…手が滑っ…
ヒュルルルルル…
ブボッ(注:落下音)
一行日記 4年2組 アキト
きょう、にわに赤い花がさきました。やきそばの花です
THE END
-EPISODE-
さて、その後どうしたかって?
えぇ・・もちろん買い直しに行きましたとも暴君二世を。
今度は路線バスに煽られたけどな(涙)
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