テクノツアラーを名乗るには、最新技術の導入は避けて通れないもの。ヘッドライトだって、クラシカルなハロゲンバルブよりも青白いヘッドランプでしょう!

今では純正オプションでLEDヘッドランプが出ていますが、当時はまだバイク用のHIDすら少数派。というわけでクルマ用のHIDを思い切って導入しちゃたんですが、実は色々大変でした。
まず、ロードグライドはヘッドライト裏のスペースがありそうに見えて実は殆どありません。HIDバーナーは大抵ハロゲンバルブよりもでかいものばかりなので、ロードグライドには装着できないものばかり。

しかし、根気よく探してみれば、BellofとIPFからはハロゲンバルブとほぼ同じ後方寸法のものが出ていることが判明。
色温度6000Kという条件で絞ったところ、Bellofの最小モデル”HL4MV”というものに決定!

早速ハロゲンバルブと比べてみたぜの図。
確かに後方寸法はほぼ同じ。これなら問題なく着きそうです。

めんどくさい配線作業を1日掛けて終え、いよいよ試験点灯です。

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

この瞬間はテンション上がります!
画像の端にHID用バラストが写りこんでいますが、なぜか”PIAA”のマークが・・・
そう、バーナーはBellof製のはずですが違うメーカーのものを組み合わせました。
それは一体なぜか?

当初はバラストセットも当然Bellofを検討していたのですが、PIAAからは消費電力を25W-35W-45Wの3段階に切替えられるバラストセットが売られていると聞きました。本来35WのHIDを25Wに切り替えてバッテリーの負担を減らせるのは確かにメリットだけど、45Wにも切り替えられるのは何のため?と思って調べてみると・・・

消費電力以外にもこんな面白いメリットが。

あらやだ、コレいいわね!


↑25W-35W-45W切替スイッチ(25W時)↑

特に、状況に合わせてW数を変えられるのは、ステージを選ばないツアラーとしては必要な要素。
普段は25Wで青白い光とバッテリー保護を両立し、いざとなればスポットランプ要らずの強力な明るさで雨の夜も楽勝。
というわけで、BellofのHIDバーナーにPIAAの3段階バラストセットをカプラー加工で組み合わせてしまいました。

手間と費用はかかりましたが、1粒で3度おいしいHIDにはかなり満足です。

メーカー保証効かなくなりましたが



Harley-Davidson FLTRI RoadGlide “Tryfinity”に戻る