アメ車といえば「曲がらない」「止まらない」「燃費悪い」というイメージがありますね。
ハーレーもつい最近まで特にフロントブレーキが貧弱で全然止まらないバイクでした。
そう、少し前のモデルまでは・・・(涙)
今のハーレーは、V-RODとツーリングモデルにブレンボキャリパー、XR1200にNissinキャリパー、その他ダイナ・ソフテイル系にも効き目が大幅に改善されたキャリパーが採用されています。
Nissinキャリパーが採用されているXR1200
その中でも気になってくるのは当然ながらブレンボ(ドイツ製)とNissin(日本製)なわけですが、ルックスはブレンボの方が好き、しかしオーバーホール時の補修部品(シール類)はNissinでないと入手不可能・・・
というわけで、肝心の効き目で決めようということで、両方のキャリパーを装着したハーレーを試乗した結果、Nissinキャリパーに決定!
また、Nissinはスポーツキャリパーなのにパッド込みの一式で2万円を切るという激安価格だったことも選んだ理由のひとつでした。取り付けピッチもローター径も同じなのでキャリパーサポートも不要。HDロゴとあいまって非常に落ち着いた外観も特徴です。
(ノギスを持ってXR1200のキャリパーピッチを必死に測っていた革ジャンの客は僕です。ディーラーの人すんません)
ノーマルキャリパーとの比較。
で、肝心の効き目ですが・・・かなり凄いです。
ブレンボマスターやステンメッシュホースと組み合わせたこともあるかもしれませんが、ブレーキレバーからの反応が半端なく早い。少し握っただけで「ぐぐぐっ!」と効き、急に握るとフロントフォークが「ドン!」と簡単にフルボトムします。かといってすぐロックすることはなく、かなり粘ってくれるので安心感があります。
今までの半分ぐらいの握力でしっかり止まるので、今までノーマルキャリパーで走った4万kmは何だったんだ!?と思うほど。
価格の安さからも考えて、’07以前のツーリングモデルにはお勧めというよりもはや必須のカスタムだと思うほどです。
ただし、派手さがまったくないので言わなきゃ誰も気づいてくれません