夏にハーレーダビッドソンの2017年モデルが発表されてから2ヶ月あまり。

その2017年モデルがいよいよ来月から全国のディーラーに並び始めるらしいですが、Akitoとしては是非ノギス片手に現物チェックしてみたいツーリングモデルがあります。それは、トライク(3輪)モデルであるTRIGLIDE ULTRAとFREE WHEELER。
別にトライクが欲しくなったわけではないのですが、では何故これらトライクモデルを見たいのかというと、2016年以前から実に面白そうなトライク専用パーツを使っているからです。
まずはコレ。

普通のモデルと何が違うかわかるかな?

正解は6POTブレーキキャリパーです。
最近のトライク2車種は、リヤブレーキペダルを踏むとフロントの6POTキャリパーのうち2POTが作動するそうです。これはおそらく、トライクは超リアヘビーな上にバンクできないため、コーナーリング時にはクルマのようにしっかりフロントに荷重を掛ける必要があるためではないかと思われます。

ちょっと前のエヴォの時代までショボい1POTキャリパーだったのに、隔世の感がありますね。

ハーレーのキャリパー取付ボルトのピッチはエヴォ時代から不変なので、これを他のモデルに流用したら実に面白そうです。
さて、気になるもうひとつの専用パーツはコレ。

(といってもほぼわからないですが)

正解はバックギア付6速ミッションです。
もしかすると2016年モデル以前から採用されていたかもしれませんが、もはや半分クルマといえる重量級の車体を持つトライクモデルはノーマル状態でバックギア付なのです。そして、車体右側のトランスミッショントラップカバー付近にはアフターパーツのようなバックギア作動レバーが無いですが、どうやら左スイッチボックス内の「R」と刻印されたスイッチを押すことでバックする模様。ということは、セルモーターを逆回転させることによる電動バックギアなのでしょうか。

恐らく、これもトライクでないツーリングモデルに流用することができる可能性があります。
ハーレーは基本的な共用コンポーネンツを元に細かい差異を出してモデル展開しているので、他モデルのパーツ流用が簡単にできて面白い!

というわけで2012年あたりのロードグライドCVO、どっかに格安で転がってないかなぁ…