Akitoのかつての常連のラーメン屋「亀家」。

家系のとんこつしょうゆのスープにコシのある角型の太麺。そしてハーレーのウルトラクラシックCVOに乗る亀家社長と、ふらりと自然に集まってくるハーレー仲間たち。
まだ僕がTryfinityに乗っていた頃、朝から駐車場でバラしていじっていると次第に腹が減るもので、昼にはスクーターで亀家によく行ったものだ。あるいは夜までいじり倒して組み上げて、最後はやはり亀家にお披露目に行くというパターン。オイル汚れの残る手で受け取る暖かいラーメンは格別だった。


店先には他の仲間のカスタムハーレーが大抵止まっていて、よくカウンターでおしゃべりしているうちに気がつけば数時間、という感じのたまり場でもあった。遠くから仲間が来たときもよく連れていった、居心地の良い常連のお店。

そんな亀家が、先日暖簾を下ろした。

20代のかつてのハーレーライフを語る上では欠かせないお店で、住む場所やバイクが変わってもあの空間へ行けば昔に戻れるような空間がなくなった。閉店が近付くにつれて行列ができるほど、地域に愛されたお店だった。
そして最終日にはいっぱい写真を撮り、最後の味を舌に刻み込んできた。ここから先は記憶の中で存続してくれるように。

社長、どこかでこの味に再会できる日を楽しみにしています。その時は、是非必ず新しいハーレーで。