待ちに待った週末。今日は注文していたパーツを取りに行く日だ!

とゆーワケで、1週間ぶりにセローちゃんのエンジンを掛けようとした。ところが…


「キュルキュル…キュル…キュ…ガガガガ」

あぁ…バッテリー上がった _| ̄|○

ちょ、待てよ。ずっと乗ってなかったならともかく、先週バッテリー満充電して乗ったばかりだぞ。いよいよバッテリー寿命か?
と思ったものの、こうなりゃとにかく押し掛けするしかない。ギヤを2速にブチ込み、クラッチを切って近所の下り坂を下り始めた。

しかし、結構な勾配なのに思った以上に全然スピードが乗ってくれない。元々オフ車はタイヤの空気圧がかなり低いけど、こんなに抵抗が高かったのか…

こんな状態なのでクラッチを繋いでも始動できず、やがては坂道を下りきってしまった。

嫌な予感がする…

下り坂のパワーをもってしてもエンジン始動できなかったなら、マンパワーでの押し掛けなんかにほとんど期待できやしない。

かといって、たった今下りきった坂道を140kg台のセローちゃんを押し上げることなど到底無理。

ここでエンジンを掛けられなきゃ明日はない!

どりゃー!!

バイクを押しながら全力ダッシュ!


「ズズズズ…」

スピードメーターが15km/hを超えたあたりでクラッチを繋いで飛び乗ったものの…リヤタイヤがロックしてアスファルトにゴムかすが着いただけ。

その後10回ほどトライしたものの、一向にエンジンは掛からない。息は切れまくり、汗びっしょり、ヘルメットや上着を脱ぎ捨てた哀れなライダーに通行人の視線が痛い。


これは\(^o^)/オワタ

ああぁ…帰れない。

仕方ない、次やってエンジン掛からなかったらバッテリー引っこ抜いて家で充電してこよう。
そう思い、渾身の力でセローを押しながら全力ダッシュ開始。よし、それなりのスピードが乗ってきたことを確認し、クラッチレバーをスパッと離した。


今だ、ファイナルテイク!


「ドルッ…ドルン!ドルルルルル」

ぜーぜーはーはー…
やっと…掛かりやがった…

結局お店には行かず、すぐさま帰宅してバッテリー充電器に繋いだのは言うまでもない。

次ダメだったらバッテリー買うか…