雪だるまのマークで埋め尽くされた、異例の関東の天気予報。
「どーせまた雨になって肩透かしだろう」と悠長に構えていましたが、蓋を開けてみたら4年ぶりの大雪になりました。
朝、自転車でかっ飛ばしてる時から顔に微細な雪がプツプツと当たっていたのですが、昼頃にはいよいよ本格的なぼたん雪に変わっていました。外はみるみる雪景色に変わり、電車のダイヤも乱れはじめ、15時には帰宅命令が出たためそそくさと電車で帰宅…したと同時にバイクカバーを序幕!
今日は数年に一度、街中がオフロードコースになる日だ!普通のバイクで雪の中飛び出していくのは狂気の沙汰だけど、僕のセローはトライアルタイヤを履いたオフロード車。タイヤがフニャフニャになるまで空気圧を抜けば、接地面積が数倍に増えて路面を鷲掴みにしてくれるからスタッドレス並に走れるはずです。万が一の転倒を考えて、左右のパニアケースは外してお留守番。
キャブレターに熱湯をぶっ掛け、チョークレバーを引いてエンジンをかけ、いざ出撃!
他のクルマ達が四苦八苦する雪道に繰り出すと、感動的なぐらい普通に走れます。例えるなら新雪路はフカフカのダート、圧雪路は泥んこダートみたいな感じで、丁寧に走れば何の問題もなし。無神経にブレーキを掛ければタイヤはロックするけど、前輪さえ滑らなければ何とでもなるから大丈夫。
視界はぼたん雪が降り続いているため良好とは言えないですが、こんな時は純正オプションのPIAA製LEDフォグランプが大活躍です。ワイルドなSUVテイストで見た目重視のアイテムと思っていましたが、悪天候の中では視認性、被視認性共にピカイチ。8Wの消費電力と軽い樹脂素材のおかげで、電気系や運動性能への影響もほぼナシ。
雪原と化した住宅街を縦横無尽に走りまくります。全てのコーナーで華麗にテールスライドをキメてみたかったのですが、ブロックパターンが側面まで回りこんでいないトライアルタイヤは倒すと突然滑るので難しい。ロックさせたりパワーオーバーさせて積極的にリヤを滑らせたいけど、へっぽこライダーの自分にはそこまでテクニックはありません(笑)
そしてゲレンデと化した急坂に挑戦したり、マックスターンに失敗してこけたり、スタックしたクルマを5台ぐらい救助して帰還。
「明日電車動かなかったらこれで出社だな」
サラリーマンの平日とは思えないほど、遊びすぎて筋肉痛になった日でした。