アドレスに代わり、いよいよ新バイクと対面する時が来た。
前オーナーから手渡されたキーには、YAMAHAと刻印されている。懐かしい、これはドラッグスター以来だ。そして目の前には…
セロー250。
バイク乗りなら誰でも知っている二輪のSUVだ。
ツーリング先ではダートだけでなく舗装路でも必ずすれ違うほどの人気車種で、登場して30年以上経った今も販売中のロングセラーモデルでもある。その乗りやすさと奥の深さで、長年にわたって初心者からベテランまで幅広く受け入れ続けている。
今回手元にやってきたのは、2005年にフルモデルチェンジして登場した2代目。その中でもキャブレターモデルである前期型だ。搭載エンジンはシンプルな空冷・単気筒249ccで、低回転で粘る特性。幸運なことに前オーナーによって結構カスタムされていて、すぐにでもテントを積んでキャンプツーリングに行きたくなる仕様になっている。
それにしても…今までオンロードバイクしか乗ったことが無かったからかもしれないけど、こうして見てみるとすごい最低地上高だ。ここまで余裕があると自分がバイクの腹を擦ることなんて無縁に思えてくるけど、ここにはしっかり純正オプションのアルミ製アンダーガードが着いている。こいつに当たるほどの険しいガレ場も走れるようになれるかは自分次第。
さぁ、まずは名義変更してこなきゃ。