iPhoneAndroid等のスマホを充電する時、大抵の方は付属のUSBケーブルを使っているかと思います。充電時間は充電器側の出力にもよりますが、大体は数時間といったところで、急いでいる時は「Hey, もっと早く充電しろYO!」と思うこともあります。
そんな中、最近知ったQuick Charge 2.0という高速充電規格があります。これはアメリカのQualcom社が開発したスマホ/タブレット向けのの充電規格で、USB端子に埋め込んだチップに対応端末を接続すると従来5V出力固定だった電圧を9Vまたは12Vまで昇圧します(非対応端末では通常の5V固定)。端末側ではこれを4.2Vに下げつつ電流を増やすため、これにより圧倒的な短時間で充電できるようになります。
たとえば、バッテリーが空っぽに近いZenfone2(QC2.0対応端末)の場合、40分近くで7割近く充電できてしまうとか。寝てる間にスマホを充電し忘れてしまっても、朝起きてから家を出るまでの間にこれだけ充電できれば何とかなりそうです。
満充電近くになるとバッテリー保護のために電流が絞られるため、最後は普通のUSBと大差無くなるらしいですが、イメージとしては摩天楼の超速エレベーターが最上階近くに差し掛かると減速し始めるイメージでしょうか。これはこれで嬉しいシステムです。
iPhoneユーザーとしては是非ともiPhone7に採用してくれないかな〜と思うところですが、独自規格&抱え込み街道爆進中のアップルじゃ無理だろうなぁ。