先日、フロントフォークをブラックに引き締めたセローちゃん。

人間の感覚によるものなのか、地面に近い部品を暗い色にすると軽快さが消え、どっしり落ち着いた印象になるそうです。これはクルマも人間のオシャレも同じらしく、例えばスポーツカーのホイールによくガンメタリックなどのダーク色が使われているのも頷けます。


スポーツカー(ホンダNSX)

このあたりで「セローのホイールもダーク色に塗らないの?」という声が聞こえてきそうですが…今回は予算の関係で諦めました(スポークホイールは分解・組み立ても必要なんだ…)。ただしシルバーのホイールはそのうち別のに換えるかもしれません。

さて、ここらでやっと本題です。
以前からクラッチの滑りがひどかったセローちゃんですが、ついにクラッチを交換することにします。といっても単にセロー純正品の新品を入れるのはつまらんので、パフォーマンスアップを狙ってYZ250F(競技専用車)の純正クラッチを流用します。


ヤマハ YZ250F

このバイクはオフロードサーキット専用(公道走行不可)のレーサーで、セローの倍のパワーを誇るかっ飛びマシンです。その強烈なパワーを余すことなく後輪にガツンと伝えられるクラッチをセローにぶち込むことで、発進や加速レスポンスの大幅アップを狙おうというわけです。

両者はまったく違う車種ですが、湿式多板クラッチのハウジング形状は基本的に同じ。正確にはYZ250Fのクラッチプレートは9枚、セローは6枚という違いはありますが、YZ250F用を6枚セローに使えばいいのだ(と勝手に判断)。

そんなこんなで、YZ250F純正クラッチ一式をさっそく用意したぜ。

クラッチプレート、フリクションプレート、クラッチスプリングの3点セット。お値段はそこそこしましたが、どっちみち寿命だったし新車時以上の気持ち良さが手に入るなら些細なこと!(と思い込む)

ただ心配なのは、ググッてもセローにYZ250F用を流用した実績がまったくHitしなかったこと。形状が同じという記事だけを信じて、今回ちょっと無謀なチャレンジをしてみます。

使えなかったらミニフリスビーにしよう…

(つづく)