国土交通省は自動車の保安基準を改定し、2016年6月よりドアミラーやバックミラーなどをカメラとモニターで代用できるようになりました。これによりミラーによる死角を無くしたり、ショーカーのようにドアミラー等のないスッキリした外観が実現できるようになるでしょう。バックミラーの代わりに後方カメラの映像を映し出すものとしては既に日産のスマートルームミラーがありますが、複数のカメラ映像をシームレスに合成して後方180度の映像を超ワイドディスプレイに映し出せれば凄いことになりそうです。バス等の大型車では死角のない視界を実現でき、高級車やクーペではリヤウインドゥのないスタイリッシュなデザインが可能になりそう。
そして、まずクルマにミラーレスが解禁されたという事は、いつかバイクにも解禁される可能性があるわけです。現状ではどんなカスタムされたバイクにもハンドル両側にバイキンマンの触角のようなミラーが付いていますが、あの呪縛から解き放たれる日を世界中のカスタムビルダーは心待ちにしているに違いない(と勝手に思っている)。
僕もかつてロードグライド(Tryfinity)でのバックカメラ装着を企んでいたことがありました。モニターの防水化で頓挫しましたが、今はわざわざカメラとモニターを装着しなくてもバックミラーを内蔵したヘルメットが出ているんです。
その名はReevu MSX1!

  
パッと見は普通のフルフェイスヘルメットですが、内部上側に内蔵されているミラーで振り返らなくても後方を確認できます。

  
海外製だし高いんだろうな〜と思ったところ、どうやら日本でも4万円台で入手できるらしい。もしフルフェイスでなくてJ-FORCE4並の通気性のあるジェットタイプなら夏も快適そうだな〜
と、ガリガリ君食べながらエアコンの効いた部屋から出てこないライダーの戯言でした。