さて、今日は1997年のドラッグスター400のカタログを見てみよう。
表紙を飾るのは、前年に引き続きオレンジ色のモデルとフレイムペイントのシボレー。どう考えても前回の撮影時に一緒に撮ったショットだろうけど深く考えないことにしよう。やや後方からのアングルで北米ナンバーと太いリヤタイヤを強調しながら、逆ハンドルを切ることでフロントタイヤもしっかり魅せてるのは流石だと思うんだな。
ニューカラー、シルバー登場!
タンクサイドの青色が挿し色になっていて、海岸線を流したくなるこの爽やかなカラーリングはなかなか好きでした。ボンネットを開けてる背後のアメ車はオーバーヒートでもしたのか、それともTopGearで無茶させられてぶっ壊れたのか…
そして今回も謎のリア充ページをしっかりねじこんでくるYAMAHA。革ジャンにフレイムスヘルメットのバイカー、派手なネオンのドライブイン、そしてマッスルカーという典型的な古き良きアメリカの盛り合わせです。「No.1 American Bike!」のロゴにホンダ・スティードの人気を上回った自信を垣間見ることができます。
実は前年からラインナップされていたブラックのモデル。タンクのロゴは独自の書体ですが、その後のエンブレムデザインの元になるであろうスターマークらしきものに注目。また、サイドカバーがメッキではなく車体色と同じブラックになっています。
というわけで、登場2年目にしてスティードを打ち負かし、カスタム系アメリカンの人気No.1モデルに登りつめたドラッグスター400。それを迎え撃つべく、同年にホンダはクラシック系アメリカンのシャドウ750/400を発売。いよいよ空前のアメリカンブームが幕を開けようとしていました。