さーて、今日はドラッグスターのカタログ紹介・1998年編だ。
この表紙を見てわかる通り、この年に新シリーズのDSC4(ドラッグスタークラシック400)が登場します。イメージカラーはミヤビマルーンというワインレッドで、かつてAkitoが乗っていたSPITFIREはこの色でした。カタログ写真の構図としてはモデルさんが腰掛けた状態をフレームからはみ出すほどのローアングルで狙っていて、実物以上の迫力を演出しています。アメリカンはでかくてナンボだからね!
撮影場所は都内の荒川でしょうか。前年までとはうって変わってアメリカでの撮影ではなく、モデルも日本人です。クラシックモデルだからコテコテの演出をやめたのか、この年からイメチェンする事にしたのかは不明ですが、明らかにソフト路線からちょいハードな路線にがらりと変わっています。退廃的な未舗装地にたたずむドラッグスタークラシックとイケてるモデルさん。このハイセンスな1ページで新しいワイルドな世界観を余すことなく伝えてきてます。もしバイクに反対していた彼女にこれを見せたら「バイクに乗る男ってカッコいいかも」とネガティヴな印象が消え去るかも?
右側は毎度お馴染みの詳細紹介ページ。ここで歴代スターシリーズでは最初で最後となる緑色のボディカラーが登場します。内容としてはDS4からの変更点の紹介がメインで、①前後クラシックフェンダー、フォークカバーの採用、②兄貴分のロイヤルスターと同じ灯火類の採用、③サドルシートの採用、④メーター盤面デザインの変更、といったところ。特に灯火類やボディカラーは当時のロイヤルスターのものをそのまま採用していて、DSC4は単にDS4のクラシックモデルというだけではなく、ロイヤルスターの弟分としての役割を引っさげて登場したものと思われます。ちなみに前後のクラシックフェンダーはデザインだけでなく材質もスチール製に変更されていて、これだけの変更で車両価格はDS4のわずか2万円高でした。左側の写真は港の倉庫街でローアングルで見上げたDSC4。これがワイルドでカッコよくて自分のSPITFIREを撮る時はよく真似したなぁ。
というわけで、今回は1998年登場のDSC4のカタログ紹介でした。次回は次のページから収められているDS4の紹介といってみよう!