初心者から熟練者まで、街乗りからオフロードまで難なくこなすセロー250 。低速トルク重視のエンジン特性で、とてもフレンドリーで乗りやすい名車です。

その一方で、高回転はどちらかといえば不得意。アクセル開けてギュイーンとリミッター近くまで引っ張ってみても、勇ましいエンジン音とは裏腹に加速感はマイルドです(笑)。

これがFI仕様であれば、ECUを書き換え(又は社外品への交換)で点火タイミングを弄りたいところですが、キャブレター仕様は原チャリのようなレーシングCDIが出ているわけでもありませぬ。

セローちゃんのエンジン特性をもう少しスポーチーにしてみたいけど、元々はトレッキングバイクだし諦めるしかないのか…

そう思っていたある日、とあるブログでセロー250の点火タイミングを大胆にも4.5度ほど進角させた記事を見つけてしまいました。その方法がなかなか衝撃的で頭から離れなくなってしまい、その方法をパク…いや試してみることにします。

さっそく地面にダンボールを敷き、右側にそっと倒します。マンションの駐輪場なので視線がアイタタタ(笑)

ジェネーターカバーを外します。

こんな状態でも、車体を横倒ししているのでオイルはまったく溢れません。こんな感じでエンジンを気軽にパカッと開けられるのがオフ車のいいところ(笑)

ジェネレーターコイルの下に黒いピックアップが見えます。これでクランク軸と一緒に回転するフライホイールの突起を検知して点火プラグから火花を飛ばすわけですが…今回こいつに怪しい細工をします。

取り外したピックアップの両側のステーを、おもむろに金ノコでギーコギーコぶった斬り始めます!

なんという事でしょう。もう二度と元には戻れない…一体これからどうなってしまうのか⁉︎

続く!