ついに九州から東海まで梅雨明けしてしまいました。これから溶鉱炉のような灼熱の日々が約1ヶ月半続くわけですが、みなさんしっかり水分補給してますか?

まぁ、こういう汗をかきまくる季節の水分補給といえばだいたいお茶かスポドリと相場が決まってますが、先日セブンイレブンでこんなものを発見、買ってみました。

濃いめのカルピス

そう、これは公式の希釈割合をあえて外した規格外なカルピス。知っての通り、濃縮原液を希釈して作る家庭用カルピスでは度々「薄目」「濃い目」ができることがありますが、これはその濃い目の味を希釈割合が本来狂わないはずのファクトリーラインで忠実に再現したもの。自ら築き上げてきたプライドを自ら否定しかねないその味とは、一体どんな味なのか?(そりゃ濃い味だろ)

とりあえず飲んでみた。

「こ…これは!」

ほわわわわ〜ん(回想シーンへ)

この味は…25年ぐらい前のこの季節、たしか小学校の夏休みだった。ミニ四駆のサーキットで遊ぼうということで、汗だくになりながら友達の家へ遊びに行ったんだっけ。

歯医者の息子である彼の家はそれはそれは大きく立派で、小学生ながら少し緊張しながら上ったのを覚えてる。20畳はありそうなリビング、高い天井でゆっくり回る5枚羽根のシーリングファン、50インチはありそうなソニーのTV、どれも自分の家には無いものばかりだ。

そこで彼のお母さんによって出てきたのが、まさに「濃いめのカルピス」だった。まず見た目からオーラが違う。グラスに注がれたそれにはちゃんとストローが挿さっていて、オシャレなコルクのコースターの上に乗っている。この時点でちょっとした喫茶店ですかという感じだが、早速飲んでみると冷たくて濃い!氷が少ししか入ってないのにキンキンに冷えていたのは、今思えば水道水ではなく冷やしたミネラルウォーターで作ったからだと思われるが、更に1割増しぐらい濃くになっていてアイスキャンディのような爽やかさな味になっていた。それまでの自分が知っていた、氷で薄くなった酸っぱいカルピスとはまさしく異次元の味。その後でてきたおやつもキャベツ太郎ではなく不二家のケーキで、子供心にカルピスの濃度がその家庭の生活水準を示していることに気づいたのだった。

そういえば生活水準を示す指標いえばエンゲル係数(総支出に対する食品の割合。係数の高さは生活水準と反比例)というものがありますが、もっとわかりやすい指標としてAkitoはカルピス指数を提唱する!

カルピス指数(濃度順)
★☆☆☆☆:修行僧
★★☆☆☆:小市民
★★★☆☆:中流
★★★★☆:セレブ
★★★★★:味覚障害

※カルピスを牛乳で割る人は大富豪な