ひと昔前よりもガソリンスタンドが減ってきた…

ツーリング先でそんなことを実感した経験は誰にでもあると思います。
事実、ここ30年のうちにガソリンスタンドは半分以下に減少しているのですが、その原因としては主に低燃費車の普及、経営における後継者不足、そして消防法改正による地下タンク改修義務化負担などが挙げられます。

まぁ、我々ビッグツアラー乗りとしてはそんな社会的事情は知っちゃこったないわけで、地方へ行けば150km以上ガソリンスタンドが無かったり、あっても休日休業とかの絶望的な展開となりやすくなってるわけで、実際給油できなければロードサービスを呼ぶか延々と押し歩くしかないわけです。

というわけで、ガス欠の不安なくツーリングするためには誰しもガソリン携行缶が思い浮かぶと思いますが、このREDA Gas Canはハーレーのツーリングモデルのハードサドルバッグのデッドスペースにピッタリ収まる形状となっています。

内部に格納されているノズルを取り出して装着してみました。
容量は1ガロン(約3.8L)で、これだけでも50km以上走ることができます。

最大の特徴としては、このように逆さまにしてもすぐに中のガソリンがドバドバ出てくることはなく、ノズル先端についているフックを給油口のフチに押し当てるとノズル内部の安全弁が開き、その間だけガソリンが出てくるという仕組み。
これにより、ノズルが確実に給油口にセットしてからこぼさず安全に給油できるのです。

収納時はこのようにハードサドルバッグの後端にセットできます。
ハードサドルバッグの平行四辺形の空間の後端は荷物が入れにくいデッドスペースでしたが、このように荷物スペースを大きく圧迫することなく予備ガソリンを運べるというスマートなコンセプトとなっています。

注意すべき点としては、このREDA Gas Canは日本の消防法適用外のため、有人ガソリンスタンドでは給油を断られてしまう事。
というわけで、これにガソリンを入れる時は手動ポンプでタンクから移し替えることになります(自己責任)。

とはいえ、携帯電話も圏外になるような地方のガソリンスタンド空白地帯を走り抜けるにはとても魅力的な保険といえます。

これをセットした方のサドルバッグがあからさまに重くなるけどな

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