キングツアーパックを2014年以降のラッシュモアタイプに変更したことで、リアスピーカーユニットのサイズが13cmから16cmに大径化できたので、ここにウーファーユニット(16cm)をブチ込んでサブウーファー化してみました。

一見、何の変哲もない16cmユニット。しかしその正体は、日産GT-R(R35型のBOSEサウンドシステム非装着車)のリアシート中央に鎮座しているウーファーユニット。16cmでインピーダンス2Ω、50Wなのでハーレーのオーディオにドンピシャ使えてしまうだけでなく、ローパスフィルターを掛けてやることで左右のユニット表面からの重低音はもちろん、背面から発せられた逆位相の重低音がツアーパック内で共鳴してブーストが掛かります。

ウーファーユニットの取付穴がハーレーのスピーカーポッドと微妙に合わないので、棒ヤスリでゴリゴリ拡大。
地味な作業ですが、何かとコストダウンされがちな純正ユニットらしからぬ巨大なマグネットに期待が高まります。
流石はプレミアムスポーツカー・GT-Rの純正品といったところでしょう。

そして、防水加工としてクレオスの「水性トップコート」を充分に吹き付けたら準備は万端。
巨大マグネットのリアスピーカーポッド底部との干渉対策として10mmのスピーカースペーサーを挟み、CVO純正スピーカーグリルを組み合わせ…

ロングボルトで締結すれば完成!

この記事を書いている時点(2025年5月)では、純正アドバンスドオーディオのリヤスピーカー出力をアンプ(carrozzeria GM-D1400Ⅱ)で増強&ローパースフィルターを掛けて重低音専用と完全サブウーファー化しています。中高音はフロントスピーカーのみから再生される仕様になりましたが、もともと指向性の高い高音は背面から鳴ってもヘルメットで遮られてしまうため、背後はこのように重低音に特化してみたところ、ボーカルの音像が自然な前方位置に定位するという嬉しい副作用も。

サブウーファーは更に増やしたいけどな!

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