昨年10月、88歳の運転する軽トラが集団登校の小学生列に突入し、7人が死傷した事故。

ハンドルを握っていた88歳の男が認知症だったことで物議を醸したこの事故だが、過失責任が問えないということで昨日不起訴処分が決まったという。まだかわいい7歳の息子を軽トラに潰された親の心情は察しきれない。

責任能力が無いなら仕方ないというのであれば、山菜採りのじいさんを襲った熊も責任能力が無いんだから射殺せずにそのままにするべきで、猟友会によって息の根を止めるのはおかしいという理屈になる。

人を襲った危険な熊を射殺する理屈が正しいのなら、責任能力など関係なく事実に基づいて88歳の認知症の男も起訴されなければおかしい。だいたい責任がとれないならそもそもハンドルを握ってはならないし、ハンドルを握るならその行動に責任をとる事さえも横浜地検は理解していないのだろうか。

このまますんなり幕引きにならない事を祈る。