そんなこんなでエンジンの腰上パーツを全部外されてしまった我がセローちゃん。剥き出しになったピストンをコンロッドから外すために、早速ピストンサークリップとピストンピンを外します。

このサークリップを外す時は、下でぽっかりと口を開けているクランクケース内に落ちたら大変なことになるため、ウエスで念入りに塞いでから作業します。

外したピストン上面。

前オーナーが1万km前にオーバーホールした際に新品に換えてくれてましたが、なかなかどうしてカーボンが堆積しています。

こちらはエンジンヘッド側。燃焼室側も堆積したカーボンで黒くなっています。パワーダウンや異常燃焼を引き起こすこいつらを今すぐピッカピカ除去してやりたいところですが…

何を思ったのか突然エンジンヘッドを梱包し、いきなりクロネコヤマトで発送!

宛先は「井上ボーリング」。

腰上がスッキリしてしまったセローちゃんは、クランクケース開口部がウエスで塞がれています。これから各パーツの加工が終わるまでの暫くの間、ゴミが入らないようにこの状態でバイクカバーを掛けておきます。

…マンションの駐輪場でやる作業じゃないな(笑)

(つづく)