今や知らない人はいないと思われるアメリカのバイクメーカー・ハーレーダビッドソン。そんな同社が、「有害排ガスを出す装置を販売した」ということで1,200万ドルの制裁金を科されることになりました。
この文章だけでピンと来た方は相当なハーレーマニア。よくわからないという方のために軽く説明しますと、ハーレーのScreamin’ Eagleというパフォーマンスブランド(AMGやTRDみたいなもの)から出しているSuper Tunerという燃調を変えられる純正アフターパーツがあります。これが「窒素酸化物などの有害物質の排出量が基準を上回る恐れがある」とのことで制裁金が科されることになったのですが、更になんと全米で回収&販売中止に!
今のところ、アメリカ以外では販売中止との情報は入っていませんが、個人輸入して取り付けようとしていた方は残念ながらできなくなったようです。これは間違いなくフォルクスワーゲンを発端とした排ガス問題の余波かと思われますが、今後サンダーマックスなどの社外品を含めた全ての燃調コントローラーの販売中止に繋ってしまうのかどうか、注意深く見守る必要がありそうです。