リア周り再塗装④

さて、いよいよパーツの塗装が完了したと板金屋さんから連絡があったので、ドキドキしながら取りにいっちゃうという最終回が幕を開けるぜ。

あらかじめ自家塗装した濃紺ストライプにマスキングして、あとは全体を空色に塗装してもらえば理屈では上手くいくはずだけど、そんな方法はどこにも載ってないし誰も教えてくれなかった。果たして本当に上手くいくのか、マスキングが盛大に失敗してたらどうしよう…

ええぃ、どのみち庶民の俺が大金を掛けずにカスタムペイントするにはこの方法しか無かったんだ。やれるだけの事はやった、あとはどんな結果でも受け入れるぜ!

さぁ見せてもらおう。

「半自家塗装」の出来栄えを!

キターーー!!!!

思った以上にいい感じ!

素人が浅知恵で塗り始めた割にしっかりカスタムペイント的に仕上がっていて、心なしか板金屋さんのオヤジさんもニヤニヤしているようだ。

ノーマル塗装をCVO並のファクトリーカスタム塗装にアップグレードすることを目標にデザインした、世界で1台だけのオリジナルペイント。基本的にはトライバルフレイムパターンですが、うねりを抑えたスピード感のあるラインで何十年乗っても飽きがこないようにしました。ハーレーダビッドソンロゴは純正タンクエンブレムの書体をトレースしたものですが、左側は逆スラントフォントを新たに作成し、濃紺ストライプと同じ手法で塗り分けました。

ホンダGL1500SE純正リヤスポもこの通り。ハイマウントストップランプはホンダフュージョンSE純正のクリアータイプがポン着けできますが、これはこの後テールランプに合わせてライトスモークに塗装しました。

塗装が完了したばかりのツアーパック。ヒンジやラッチ、テールランプ枠も同色に塗って最新モデル並の雰囲気にしましたが、早速フタに穴を開けてリヤスポを取り付けていきます。

そして、パーツを車体に組み付けて完成!

今回は塗装の劣化が著しかったリヤ3点セットの再塗装のみでしたが、他の既存の外装パーツとうまくマッチングしてくれただけでなく、全体的にリフレッシュした感じで脳汁出まくりです。そして、’14〜’23のRUSHMOREサドルバッグは’93〜’13にポン着けでき、’14〜のRUSHMOREツアーパックもデタッチャブルマウントキャリアを使えば’09〜’13にポン着けできる事もここに追記しておきます。

今回リア3点セットがRUSHMORE形状になったことで、ボディが後方に10cmほど延びて少し大柄になりました。

マスキング作業は今後しばらくやりたくない大変な作業でしたが、最終的に大きな変化となって報われました。同様に劣化しているフロント周りの塗装も、そのうちオリジナルデザインに塗り替える時が来るでしょうが、そちらも遂のバイクとして長く寄り添える仕上がりを目指したいと思います。

(おわり)