
前オーナー様の軌跡を受け継いで僕のもとへやってきたTryfinity2。
先日オドメーターが5万kmを超えたので、まだいけそうではありましたがリフレッシュプランの一環としてホイールベアリングとプーリーベアリングを交換しちゃいます。

上の4個はABSセンサー側のシールドベアリングで、うち2個が自分用、残り2個は仲間用としてネオファクトリーでまとめ買いしたものです。
下の4個は通常のシールドベアリングですが、メタルシール採用の純正品とは違いラバーシール仕様のNTN製6205LLUをチョイス。これでより高い防水性・防塵性が期待できます。

ツアラー仲間・岡っちのガレージで前後同時にリフトアップし、ホイールを外して作業を始めます。バイク用ジャッキを使って片輪づつ外すいつもの作業より恐ろしく早い!

旧ベアリングを油圧プレスで抜いていきます。こちらは後輪側のドリブンプーリー、ベアリングが2個使われています。

旧ベアリングが外れたホイールに新しいベアリングをセット。ブレーキローターは装着したままベアリング着脱できますが、せっかくなので外してホイールを磨きまくっておくのもおすすめ。

ベアリングインストール治具(岡っち特製)を使い、ホイールに対しベアリングを徐々に圧入していきます。ABS側ベアリングはABSセンサーに接する側と反対側の向きがあるので注意!

反対側も交換していきます。
プーリー組付け部のダンパーラバーはまだ使えそうだったので続投させますが、将来的にエンジンチューンしたら交換かな。
というわけでベアリング交換完了です。
元々壊れていたわけではないので変化はほぼ体感できないですが、刻一刻と迫っていたであろうベアリング寿命の砂時計を新車時に戻せた安心感で気分は上々!
なんせ5万kmの間、ホイールベアリングは400kgオーバーの重量級の車体を、そしてドリブンプーリーはそれを軽々と動かしてきた大トルク(&エンジンブレーキによるバックトルク)を高速回転しながら受け止め続けてきたわけで、シールド構造でグリスアップ不要といえど確実に劣化は進んでいたはずなので、Tryfinity2も喜んで次の10万kmまで走ってくれるでしょう!