
ひと通りトライバルフレイムパターン用の濃紺塗料の吹き付けが終わったので、板金塗装屋で空色塗装に出す前にマスキングをしていきます。

最初に作成した塗装案イメージデータを車体スケールに合わせた8倍に拡大してA3印刷。この型紙をはさみでチョキチョキ切って…

両面テープ(低粘着タイプ)でフェアリング本体に貼り付けていきます。フェアリングの表面は曲面なのでどうしてもピッタリ合わない部分が出てきますが、この型紙はあくまで参考として割り切ります。

型紙の周りを幅狭マスキングテープでトレースするように貼っていきます。型紙のラインがフェアリングアンマッチしている部分は最後までトレースせず、少しずつ理想的なラインに修正しながらスムージングしていきます。

既に塗装した濃紺部で残したいパターンのマスキングが終わったら、次はその周囲を囲うグレーの幅狭ラインを塗っていきましょう。これも純正の塗装パターンに倣ったもので、今回塗り替えないタンクやフェンダーとマッチングさせるためにしっかり再現したいところ。
というわけで、純正のグレーの幅狭ラインの近似色であるタミヤのアクリル塗料・XF-56(メタリックグレイ)を小型エアブラシでマスキング周囲に吹き付けます。

ロワーフェアリングにも同様に吹き付けていきます。それにしても、関東の冬は乾燥していて雨がほとんど降らないので屋外での塗装作業がサクサク捗ります。太陽光線が弱いからなかなか乾かないけど(苦笑)。

グレー塗装した部分を充分に乾燥させ、そのうち幅狭ラインとして残したい部分を幅狭マスキングテープ(5mm幅)で覆います。フレイムパターンのR(曲率)が厳しい部分は無理にトレースするとマスキングテープにシワがよったり剥がれたりするので、先に幅広マスキングテープを貼ってデザインナイフで5mm幅に切り抜くのがベター。なかなか面倒な作業ではありますが、このペイントが仕上がってから数十年乗ると考えれば、たかが30分ほどの手間は惜しまずにベストを尽くしたいところです。
最後に、いよいよこのマスキングしたパーツ類を純正の水色に塗ってもらうべく、板金塗装屋さんへ出しに行きます。塗装のプロである彼らは指定した色を調合して塗ってくれるため、色見本として純正のパーツも1つ持っていきましょう。 また、せっかく塗装できる機会なので水色以外の色にも塗ってもらいたいパーツも一気にお願いしました。

例えばこんな物とか(笑)
さて、これはどこに使うパーツでしょう?
全ての塗装の仕上がりは3週間後とのこと、ワクワクが止まらないぜ!