
鳴り物入りで登場したミルウォーキーエイトエンジンも後期型にバトンタッチしましたが、前世代のツインカムエンジン搭載の我がTryfinity2ことロードグライドにますます愛着が湧いている今日この頃。
コンディション維持のために週1回エンジンに火を入れて、月1回のボディ磨きも欠かさず続けてそろそろ2年。見た目だけでなく足回りやブレーキ類のオーバーホールも行い、今後もベストな状態をキープしていきたいところですが、以前から1つだけ気掛かりな点がありました。それは…

フロント樹脂パーツの塗装の劣化。
具体的にはフロント3点セット(アッパーフェアリングとロワーフェアリング左右)のクリアー塗膜の劣化が進んでいて、かつてリヤ3点セット(キングツアーパックとハードサドルバッグ左右)のクリアー塗膜劣化悩んだ状態よりも酷くなってきています。
じっくり観察してみるとクリアー塗膜の一部は剥がれてきており、その下のブルーの層も退色が始まってきたので、これはバイクシーズンが始まる前の今のうちに再塗装をするしかないと一発奮起することにしました。

さて、具体的にどう再塗装するかですが、以前リア周りの塗装時に作成したこの塗装案の通りにフロント3点セットも塗ることにします。紺色ストライプをタミヤのホビー用エアブラシで塗り、それをマスキングして板金塗装屋さんに水色の大面積を塗ってもらい、最後にマスキングを剥がして全体にクリアー厚塗りしてもらうという前回同様の「半自家塗装」ですね。

というわけで、まずは下地作りのためにペーパー掛けを開始します。特にクリアー塗装の軟化と剥がれが進行しているアッパーフェアリングはクリアーの上塗りができないので、ブルー色も含めた全ての塗膜をABS樹脂が露出するまで物理的に削り取ります。

まずは#180の耐水ペーパーで根気よく研磨します。毎夜1時間づつ作業しましたが、最終的に下地が露出するまで6日ほど掛かりました(白目)

#120で研磨して下地が露出したアッパーフェアリングと、ヤフオクで格安入手したRUSHMORE用(’14〜’23純正)のロワーフェアリングを耐水ペーパーで#240→#400の順番に慣らして足付け完了!
ところで、何故ロワーフェアリングをわざわざRUSHMORE用に換えるのかというと、同年式(水冷シリンダーヘッド)のためにロワーフェアリング内に追加された水冷ラジエーター用の通気口があるからです。
我が’11ロードグライドは完全な空冷エンジンモデルのためラジエーターは無いのですが、真夏に通常のエアベントだけでなくこの通気口からも足元とエンジンを冷やして欲しいな〜というのが狙いというわけです。
この吸気口は空冷モデル(ラジエーターなし)用のメクラ蓋も純正品で存在するため、春と秋はそれで吸気口を塞ぎ、冬はエアベントのシャッターも閉じるという3段階の使い方ができるようになります。
さて、RUSHMOREのロワーフェアリングについて無駄に語ってしまいましたが、次回はストライプ塗装編です。果たして構想図のトライバル柄を綺麗に塗ることができるのか?
乞うご期待!!
(つづく)