フロントのガタ修正②

フロントフォークを組み直したところ、走行フィーリングは良くなったもののガタは完治しなかった我がTryfinity2。

しかし、去年の春にフロントフォークをオーバーホールした直後から症状が発生したのは間違いないので、やはりあの時の作業で何かやらかしたとしか思えないのですが、オーバーホール作業そのものではないと。

あの時、他に何かをやらかしてないか?

…。

………。

……………!?

思い出した!!!

実はTryfinity2は以前から直進状態でハンドルが僅かに右に振れていたのですが、前回のフロントフォークOH時はそれも修正しようと試行錯誤していたのです。

具体的に何をしたかというと、①フロントフォークを外して②ハンドルを左いっぱいにストッパーに当たるまで回して③更にハンドルを左にぐいぐい回す、という事をしたら、トリプルツリーのアッパーブラケットだけ45°ほど「ぐりん」とダイナミックに回ってしまった事を思い出しました。

あの時は、ハンドルを限界まで回すとハンドルストッパー(フレーム側)はアッパーブラケット(ハンドル側)に当たると思い込んでいたのですが、実際はロワーブラケット(アッパーとステムナット締結する別体)に当たる構造でした。

あの時は「やばッ」と思ってすぐ元に戻したのですが、おそらくその時の衝撃で緩んだステムナットが元通りに締まり切らず、ステムナットベアリングの締め付けがガバガバのまま組み直した事でフロント荷重が大きく変化する時にガタが顕在化したのではないか?という確信に辿り着いたわけです。

というわけで、ステムナットを締め付けるためにアッパーステムを外します。せっかくバラすので、ステムベアリングの状態確認とグリスアップもしちゃいましょう!

分解にあたり、HD-USAのオンラインパーツリストでトリプルツリーAssyの構造を確認しておきます。こいつのおかげで冊子版パーツリストは未だに購入していません。いい時代になったもんだぜ!

というわけでサクサクバラしていきます。

ステムベアリング死んでたらどうしよう…

(つづく)