電気系統トラブル③

バッテリーが上がったセローちゃんを、怒涛の押し掛け30連発で何とか自宅に連れて帰ってきました。

とりあえず空っぽになったバッテリーを充電。

僕が使っているバッテリー充電器はハーレーの頃から愛用しているバッテリーテンダー製が3種類あるのですが、こちらは800mA出力の小型バッテリー向きのタイプ。防水型なので青空ガレージでも雨の心配が要らないのは助かります。

バッテリーを丸一日かけてフル充電してから、エンジンを掛けてレギュレーターからの出力電圧を測定。規格値は14V/5000rpmですが…あれ、アイドリングで14.5V以上出てるぞ。

続いてステーターコイルから出ている3相間のの抵抗値をそれぞれ測定。規格値0.6Ω以下に対し、それぞれ1.2Ω前後と残念ながら未達です。しかーし、確か去年エンジンをバラした時もこの数値で最近まで問題なく走っていたので、経年劣化による抵抗値増大は否定できないけど今回発生した充電不良のトリガーではない、と判断します。

しかし、ステーターコイルで発電したAC電流(可変電圧)がレギュレーターでDC14Vに変換され、バッテリーに供給されるという流れがある以上、充電不良の原因は電線が断線でもしてない限りはステーターコイルかレギュレーターにほぼ間違いないはず。ここでステーターコイルを原因から除くと、残るはやはりレギュレーターしか考えられません。エンジン始動直後の冷えたレギュレーターからの出力電圧には異常はみられなかったけど、アイドリングしているうちにたちまち熱くなってきました。この状態でDC14Vが出力されているかどうか再び測ろうにも、もうまともに触れないほど熱いので断念。

2005年式~2008年式のセロー250(DG11J)のレギュレーターはシート下の密閉空間にレイアウトされているのですが、走行風がまったく当たらないこの位置で、ましてやヘッドライト等をフルLED化して大量の余剰電力を熱変換しなければならないレギュレーターは熱暴走しても不思議ではありません。

というわけで、今回発生した充電不良の原因はレギュレーターのパンクと判断して、大人しくレギュレーターを調達…

するだけでは終わりません(笑)

レギュレーター以外にも色々買って一体何をしようというのか⁉︎

(まだ続く)