ジョルノ  キャブセッティング①

吸気量が2倍近くあるAF18ディオ用エアクリーナーに交換し、期待に胸を躍らせながらMAX SPEED TESTへ繰り出したジョルノちゃん。

しかし予想に反して高回転域がパワーダウンしてしまい、70km/h → 65km/hという結果に…

とは言っても思い当たるフシはあるので、帰宅するなり早速バラしはじめます。

今回のパワーダウンの原因は単純で、おそらく吸気量の多いAF18ディオエアクリに換えたことで混合気が薄くなったしまったこと。というわけで、早速キャブレターのフロート室を開けます。

AF24ジョルノはエアクリカバーとベルトカバーを外すだけでフロート室を開けてジェット類の交換ができます。シートやボディを外してキャブ本体を摘出したりせず作業ができるので、工具数点を持ち歩けばコンビニの駐車場でササッとできてしまうスグレモノ。

メインバイクのセロー250はシートやタンクを外してキャブ本体を摘出しなけりゃジェット類の交換もままならないので、ジョルノの整備性には感動すら覚えましたw

さて、そんなわけで早速ジェット類を摘出します。余談ですがマイジョルノちゃんは10年前に一時期78ccキット(台湾KJT製)を装着してました。その後エンジンブローを起こして50ccに戻したのですが、ジェット類は確かボアアップ時のままのセッティング…一体どんな番手が出てくるのでしょうか。

まずは摘出したメインジェット。AF24ジョルノのノーマル#78に対して#80が出てきましたが…これは78cc用セッティングとしては小さすぎ!現在の50cc+吸排気チューン程度でさえ小さくてパワーダウンしてるぐらいなので、なぜ当時これに決めたのか今となっては謎です。

そして78ccにしたら熱量が倍近くになるのにクーリングファンも強化タイプにしてなかったので、こりゃブローするわなぁと今さら反省の弁。

次に摘出したパイロットジェット。こちらはAF24ジョルノのノーマル#38に対して#48と逆に大きすぎる…ボアアップしてる先輩方でもこの番手を着けてるのは見たことがありません。吸気量マシマシのAF18エアクリとは相性が良くとも50ccには明らかに不釣り合い。

というワケで、メインジェットとパイロットジェットを交換するぜ!と意気込んでAmazonを探してみましたが…今ではもう在庫がないのか、POSHのジェットセットが見つからないでやんの。ヤフオクにもメルカリにもなし。かつてあれほど小僧たちの間で盛り上がってた2スト原チャリもすっかり旧車というわけです。

余談ですが、マイジョルノのキャブはAF35ライブディオZX(規制前/後期)の大径タイプに換えていて、どうしてもこいつのジェットセットが欲しい…さてどうしたことか。

(つづく)