「鳴沢氷穴」
富士五湖にツーリングに来るたびに「なんかチューハイみたいな名前だなー」と素通りしていた謎の洞窟でしたが、遂にそのベールが明かされる時がきた!
入口で渡されたヘルメットを被り、地中へ降りていくと広大な空間が広がっています。
進むにつれて狭くなる洞内。
溶岩が作り上げた天然の空間だけに、人工的なトンネルと違って人間工学的な配慮もへったくれもありません。どんどん下がってくけど、エレベーターやスロープは無し。平成の観光地にしてはワイルドです。
洞内は更に狭くなり、ヘルメットをガンガンぶつけながら進みます。しゃがみながらの移動になるので、ケツポケットのスマホがペキッと2つ折りケータイと化すので注意。また洞窟や地下空間は大体暑いか寒いかの2パターンに分かれますが、ここは後者のようで一年中0°C付近でひんやりしています。冷凍庫のような狭い地下空間を屈んで歩くと、10分ほどで地上に戻れました。運動不足が祟って腰が痛い…
鳴沢氷穴から3分ほどの距離に、また富岳風穴という溶岩洞があるといいます。今回はアップダウンのない横穴との事だからちょいと行ってみるべ。
風穴内部の様子。
あの青木ヶ原樹海の真下にこんな空間が広がっていたとは…!風の谷のナウシカに出てきた腐海の下層部みたいでびっくり。ここも内部が冷凍庫のように冷たく、昭和初期まではここで切り出された氷の柱を街まで運んでいたり、蚕の卵の低温保存に使われていたそうです。え、内部写真?すまん忘れた。
さーて、そろそろまた走りますか!
次の行き先は晩秋の富士五湖。
といってもすぐ近くだけどね。
(続く)