年末に怪しい進角チューンを施したセローちゃん。エンジンの性格が変わるので一体どうなってしまうのかドキドキでしたが、結果としては低回転域の乗りやすさはほぼ変わらずに、頭打ち気味だった高回転域のパワーがトップエンドまで伸びるという大満足の結果になりました。

いつかのウオタニSP2パワーコイル、そして今回の進角チューンで点火系のエンジンの性格への影響力をしっかり体感してしまったわけですが、次は以前から興味を持っていたある点火プラグを導入することにします。

その中も「BRISKプラグ」

このチェコ製のレーシングプラグの特徴は、やけに突き出た中心電極、そしてその電極の火花の行き先のアームが無いこと。

元々はロータリーエンジン向けに誕生したこのプラグは「沿面放電プラグ」と呼びます。メリット燃焼室に突き出た電極から周囲360度にわたる根本(金属部)へ複数かつ長い火花が飛び、邪魔なアームもないため強い爆発が得られる点。一方デメリットはノーマルイグニッションコイルでは点火力が足りないため、性能を発揮するためには強化タイプへの交換が必須な点です。

Akitoのセローちゃんは既にイグニッションコイルをウオタニSP2コイルに交換してありますが、長らくノーマルプラグでした。今回はその強い点火力を活かすために、ブリスクプラグに換えてみることにします。

今回入手したブリスクプラグはBR14ZCというもので、特に低中回転域のトルクがアップするというものですが…その効果やいかに⁉︎

(次回に続く)