ウインカー交換

そんなこんなで、ワイズギア(ヤマハ純正オプション)のハンドガードが着かなかったセローちゃん。

ハンドガードに干渉していた中華ウインカーは元々暗く、被視認性がいまいちで危険かな~と思っていたところだったので、純正ウインカーに戻すことにします。

しかーし!純正ウインカーのオレンジ色のレンズが気に入らない。基本的にブラックのボディカラーに合わせてウインカーレンズも無彩色にしたいのに、どこからもセロー250 用クリアウインカーレンズが発売されていないのです。セロー225用のはキタコから発売されてたのになんでやねんヴォケ!

そもそもセロー250 ってヤマハの中では人気車種で社外パーツも豊富なのに、こういう性能アップと無関係なパーツは意外と出てないんです。というより殆どのセロー250オーナーさんはノーマルウインカーのまま乗ってる。

その事に異を唱えるつもりは全くないんですが、クリアレンズ欲しいな~、無いなら作るかめんどくせ~と思ってヤマハの他車種のウインカーレンズを調べていたらある事に気付きました。

「パッソル(大昔の原付スクーター)のウインカーってセロー250そっくりじゃね?」

しかもパッソル用のクリアウインカーレンズは社外品で出ている!

という事で…

無謀にもパッソル用クリアウインカーレンズを購入しちゃったぜ。

この通りサイズや形状はそっくり。このクリアレンズはパッソル純正のオレンジ色レンズから転造金型を起こして作られたものだと考えられるので、パッソル純正≒セロー250純正と言えるのですが、部品番号がまったく違うのでセローのは何かしらの設計変更が施された可能性が高いってこと。

双方のむき出しになっている部分の形状はまったく同じなので、残るウインカーハウジング本体への締結構造に違いがありそうです。

それでは実際に締結構造を見てみましょう。

やはり違いがありました。

両方ともウインカーハウジングにはめて右回しすることで奥に引き込まれるカムロック構造ですが、セロー250はカム角度が急なのに対しパッソルは緩やか。一方でセロー250には緩み止めねじを締結するための穴があります。

これは憶測ですが、セロー250(他にもTW200/225等)のオフロード車のウインカーはパッソル用をベースに緩みにくいよう設計変更されたものではないかと考えます。

というわけで、パッソルのクリアレンズの締結構造がセローに合わなくても加工して着けるつもりでした…が、ウインカーハウジング側の構造も両者ほぼ同じのためか無加工ですんなり着いてしまいました!

パッソル用クリアレンズは前述の通りゆるみ止めねじが着かない構造ですが、緩やかなカム溝角度がピッチの細かいねじ溝のような役割を果たしている為かゆるむ気配は全くナシ。

岩場で車体を何度も吹っ飛ばすようなハードな使い方をしなければ、いきなりポロッと取れることはまず無さそうです。

とはいえ、ウインカーハウジング側にぽっかり空いたままのねじ穴がマヌケなので、クリアレンズ側にもねじ穴を開けて締結することにします。上の図は、定位置に嵌めたレンズをハウジング側の穴からゴリゴリ穴あけしているところ。

レンズの穴あけ加工が終わったら一旦外し、LED電球(S25 ピンチ部180度タイプ)をブチ込みます。今回選んだのは乳白色の拡散カバーが特徴のぶーぶーマテリアル製。LEDチップのつぶつぶ感がわからないだけでなく、電球のような無指向の拡散光となるため正面以外からの被視認性も抜群です。爆光を謳っていないにもかかわらず凄まじい光量を放つのもポイント。

ついに装着してみたぜの図。

こんな感じで違和感なくクリアウインカー化ができました。CRF250やVストロームみたいな「最近のオフ車感」がちょっと出てくらたかな。

またこれによってハンドガードも装着できるようになり、外した中華ウインカーはめでたくゴミ箱行きになりました。下品なラメゴールドのスタックバーも燃えないゴミ箱に出したいですがw

さっそく光らせてみたぜの図。

右側がノーマルウインカー、左側がクリアレンズ+LEDバルブ。控えめに言って5倍ぐらいの光量になり、暗い夜道で作動させると辺りがオレンジ色に染まるほどです。デザインは平凡ですが、視認性は以前のゴミウインカーから相当改善されたので安心してツーリングを楽しめるようになりました!

(おわり)