いよいよ本格的な酷暑シーズンに突入して、日中はバイクで走るのも億劫になってきました。
ハーレー(RoadGlide)は空冷で1700ccもあるので、特にこの時期のエンジンの熱量は相当なものです。オーバーヒート対策として自作したクーリングファンのおかげでエンジンは健康温度を保てるようになりましたが、もう乗り手が耐えられないので真夏は早朝に1時間ぐらい乗ることしかできません。
一方、ジョルノちゃんは空冷の71.8ccと一見大した事なさそうですが、ノーマル排気量から50%近くUPしてるハイコンプエンジンを放熱性極悪のスクーターボディの中に収めているため、ハイオクガソリンを2ストオイルと混合給油しててもオーバーヒートで止まる事があります。
具体的には、30℃オーバーの真夏日に60km/hほどでスロットル開度3/4で30分以上走ってると、急にエンジン出力がダウンしてエンストしてしまうという症状です。10分ほど放置したらエンジンが難なく掛かるのでピストンの抱き付きだと思いますが、心臓に悪すぎるのでキャブを調整してみることにしました。

日中の酷暑の中では弄る気がしないので、朝5時起きしてバラし始めます。平日の出社前にこんな事をしてるので近所の視線が痛いですが、エンジン焼き付きの方がずっと怖いのでかまわず作業進行。

僕のジョルノちゃんのキャブはライブディオZX純正品(規制前中期)ですが、まずジェット類を次のように変更しました。
スロージェット:#42.5 → #40
メインジェット:#90 → #85
オーバーヒート対策にはなりませんが、どうも濃いようなので薄くしてみました。パワフィルやチャンバーを着けてなければノーマルの番手から大きく変える必要はないようです。ちなみにメインジェットはスロットル全開時のマージンを考慮して若干濃い目にしています。

エアスクリュー:1回転戻し → 0.5戻し
スロージェットの番手を下げた途端に始動性が悪くなったので、こちらは若干濃い目に微調整しました。

ジェットニードルクリップ:一番下
今までオーバーヒート(抱きつき)が起きたスロットル3/4開度付近の対策として、若干濃い目に振ってみました。
というわけで、しばらくこれで様子を見ることにします。テスト走行は順調で、以前はフライパンのように熱くなっていたメットインスペースが少し穏やかになっていたのは好印象。でも今後また長時間巡航でオーバーヒートしたら、ちょっとした秘密兵器を投入するしないかな…。





