ダウンチューブの間に装着する、フレーム補強ブレースです。

ただでさえ重いハーレーの中でも特に重量級なツーリングモデルですが、元々剛性が足りないのかコーナーリング時や急な動きに対応しきれずにフレームが大きくヨレてしまいます。アメリカ大陸のように平坦な直線をゆったり走るだけなら問題ないですが、9割以上が山地の日本で走る上でコーナーリング中のふにゃふにゃ感は無視できません。

まずはFLTフレームにラバーマウントされたエンジン、ミッション、後輪の前後左右のブレを無くすためにスイングアームスタビライザーを装着していましたが、スタビライザーで繋いだ先のフレーム自体の剛性が低けりゃ意味がない。
というわけで導入したのがこのツアラーブレース!

いざ装着してみると、コーナーリングだけでなく中高速における安定性が相当変わります。
こんなにキビキビ走れるなんて、今までのふにゃふにゃ感は何だったんだ。楽しすぎてヘルメットの中で笑いが止まらない!フレームの限界が上がった分心理的なリミッターが消え去ってしまったので、今度はタイヤの限界を超えないよう飛ばしすぎに注意が必要になります。

ブレースを装着してシャシーの剛性を高める手法は4輪のチューニングカーでは常識なのですが、レースのノウハウが豊富なチューニングショップのテスタロッサが手がけたこのアルミ削りだしのツアラーブレース、かなりお勧めです。
最新モデルに浮気し始めていたアナタも、眠っていた愛車のポテンシャルに感動して惚れ直すかも。



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