休日も迫る、超ウッキウキワックワクな金曜日の朝。
トーストを頬張りながらPCを開き、Yahoo!ニュースをチェックだぜ。フフフ、これぞ21世紀のエリートサボリーマンの1日の始ま…あれ?見慣れないプログラムが立ち上がったぞ。

「Uniblue SpeedUpMyPC 2016」?

なんかハードディスク内を勝手にスキャンし始めたぞ。おい、やめろ馬鹿。

ピコーン!「247件のエラーが見つかりました。今すぐ修復が必要です。『ソフトウェア購入する』」

てめェ、人ん家に土足で上がり込んで詐欺ソフトの押し売りとはいい度胸だ。破滅の呪文で滅びるがいい。
食らえ…!アンインストール!

というわけで、先月のWindows10強制アップデート回避に引き続き、今日も遅刻寸前になりましたとさ(涙)。

ググってみればこれは有名な詐欺ソフトで、ネット中にいつの間にか勝手に購入誘導ソフトがインストールされ、PC起動と同時にエラー検出やウイルス検出、処理速度低下といったテロップでさんざん不安を煽ってきます。クレジットカードで1度購入してしまうと毎年自動更新でお金が引き落とされるだけでなく、他にもあれもこれもと追加購入させてこようとするそうです。

更に、Microsoftのロゴを無断で使って関連企業を謳ったり(もちろんウソ)、うっかり送金してしまい返金手続きをしようにも海外企業のためべらぼうな手間がかかる(Uniblueの本拠地は地中海に浮かぶマルタ共和国)ので、もし皆さんのPCに出てきても絶対に購入せずアンインストールしてください。

WindowsPCの場合、”コントロールパネル”→”プログラムのアンインストール”を開き、プログラム一覧の中で発行元が「Uniblue Systems Ltd.」となっているソフトを全てアンインストールすれば完了です(SpeedUpMyPC以外にもいくつか勝手にインストールされているため)。

しかし今回は簡単に消せたから良かったものの、余計な手間を掛けさせおって。

トースト冷めちゃったよ…(涙)