Screamin’ Eagle 強化オイルポンプ

純正オプションである、SEの強化オイルポンプをヤフオクで¥3,000ぐらいでGET!

ハウジングはノーマルと同じ鋳造型で造られているようで、削り出し+アルマイトの社外品に比べて地味な印象です。しかし、スライド型で成形したであろうSEロゴ、そして一応クロームメッキ加工がされているのがノーマルと見分けるポイント。そして裏側には当然ノーマルより明らかに大径のトロコイドが入っています。

肝心の性能は、ノーマルオイルポンプに比べて圧送+16%、吸引+29%というもの。

SEのツインカムエンジンオプションとしては、120Rというレース用コンプリートツインカムエンジン(130PSオーバー)にコレが着いているよなので、ちょっと弄るぐらいのエンジンには充分な性能のはず。安く手に入れられてチョー幸せだぜ!!

というワケで、早速バラしてみますか…

んんっ⁉︎ 何やら不穏な雰囲気が…

アッー!!

トロコイドにレコードのような溝が!!

恐らく、リフターやベアリング、あるいはカムチェーンテンショナーが粉砕し、その破片をこのオイルポンプが吸い込んでゴリゴリしてしまったのでしょう。

せっかくの大径トロコイドもこのレコード溝の隙間せいでオイルを送りきれずに逃げてしまう…まぁこのジャンクな状態を知った上で格安GETしたわけですが。

当然このままでは使えないので…

ピッカピカに鏡面仕上げしてやりました。

両面トータルで0.5mmは削っちゃったけど、レコード状態よりかはマシでしょう。

あとは、このオイルポンプとカムシャフトを支えるカムサポートプレートもオイルライン径の大きなタイプにする必要がありますが、貧乏人なのでまたヤフオクに出てくるのを気長に待ちますね。